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概要:今週は6月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が予想を上回るペースで鈍化したことなどを受け、債券相場が反発した。ウォール街のベテラン、JPモルガン・インベストメント・マネジメントの債券最高投資責任者(CIO)、ボブ・マイケル氏が待ち続けていた瞬間だ。
2023年7月14日 14:18 JST
逆イールド進行は困難な状況を暗示し、年内に利下げせざるを得ない
持ち直しに備え、質の高い国債とクレジット、新興国債を買い入れた
ブルームバーグの集計データによれば、マイケル氏が運用する「JPモルガン・グローバル・ボンド・オポチュニティーズ・ファンド」の年初来のリターンはプラス2%と、同種のファンドの約70%がこれを上回る。しかしより長期で見ると、過去3年が同種のファンドの95%をアウトパフォームする上位5%、過去5年では他の97%をしのぐ上位3%の成績を残している。
マイケル氏によれば、景気に楽観的になるのは難しい。
「システムでわれわれが目にしているあらゆるストレスをベースに考えると、失業率が今後それほど急上昇するとかなり自信を持って言える。実際にリセッションに突入するまでソフトランディング(軟着陸)のように感じられるだろう」との認識を示した。
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