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概要:ニデックは13日、東証スタンダードに上場する工作機械メーカーTAKISAWAの完全子会社化を目指し、株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。工作機械を新たな事業の柱と位置づけるニデックはTOBへの賛同を求めているが、TAKISAWAは現時点で意見を表明していない。
7月13日 ニデックは13日、東証スタンダード上場の工作機械メーカーTAKISAWA株を公開買い付け(TOB)すると発表した。
[東京 13日 ロイター] - ニデックは13日、東証スタンダードに上場する工作機械メーカーTAKISAWAの完全子会社化を目指し、株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。工作機械を新たな事業の柱と位置づけるニデックはTOBへの賛同を求めているが、TAKISAWAは現時点で意見を表明していない。
買い付け価格は1株2600円で、総額は約166億円。TOBは9月中旬をめどに開始する予定。買い付け予定株数の下限は319万4100株。
ニデックは2022年、TAKISAWAに子会社との資本業務提携を提案したものの協議開始に至らなかった。今回は経済産業省が23年6月に示した「企業買収における行動指針」(案)を引き合いに出し、同指針が推奨する「望ましい買収」などと主張してTOBに賛同するよう求めている。
TAKISAWAは、「当社の意見は決定次第速やかに知らせる」とのコメントを発表した。
ニデックは21年8月に歯車工作機械の三菱重工工作機械(現ニデックマシンツール)を買収し、工作機械事業に参入した。現在は傘下に3社を持つ。不足していた旋盤分野をTAKISAWAの買収で取り込み、さらなる拡大を目指す。
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