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概要:午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比405円51銭安の3万2933円19銭と、続落した。世界景気の先行き不透明感や、米金融引き締め長期化への懸念から、前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも売りが優勢となった。日経平均は心理的節目の3万3000円を下回って午前の取引を終えた。
7月6日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比405円51銭安の3万2933円19銭と、続落した。
[東京 6日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比405円51銭安の3万2933円19銭と、続落した。世界景気の先行き不透明感や、米金融引き締め長期化への懸念から、前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも売りが優勢となった。日経平均は心理的節目の3万3000円を下回って午前の取引を終えた。
日経平均は280円安と軟調なスタート。その後も下げ幅を拡大し、株価は一時前営業日比約480円安の3万2857円94銭まで下落した。前日の米半導体株安を受け、指数寄与度の大きい半導体関連株が軟調で、指数を押し下げた。前引けにかけてはやや下げ渋った。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「上場投資信託(ETF)の分配金捻出に向けた売りなど、このところ気にされていた需給の悪化が重しになっているようにみえる」と指摘。一方、3万3000円を割り込むと、押し目買いの動きもみられるため、下値は堅い印象を受ける、という。後場にかけては、週末に発表される米雇用統計などを前に、「膠着感の強い相場展開になるのではないか」(山口氏)との見方を示した。
TOPIXは0.82%安の2287.07ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7529億9400万円だった。東証33業種では、鉱業や空運、輸送用機器の3業種が値上がり。機械やその他 金融、鉄鋼などの30業種は値下がりした。
個別では、東京エレクトロンが3.2%安、アドバンテストが1.7%安と軟調。一方、4─6月の世界自動車大手の米国内自動車販売台数が増加したことなどが材料視され、自動車株は底堅く推移した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが477銘柄(26%)、値下がりは1298銘柄(70%)、変わらずは59銘柄(3%)だった。
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