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概要:3日の欧州株は小幅安。シクリカル銘柄が買いを集めた一方、投資家は金融政策や経済成長の見通しを意識した。
3日の欧州株は小幅安。シクリカル銘柄が買いを集めた一方、投資家は金融政策や経済成長の見通しを意識した。
ストックス欧州600指数は0.2%下落。一時は0.4%高まで上昇していた。サウジアラビアとロシアによる原油供給の縮小計画を手掛かりにエネルギー株が上昇した。鉱業、銀行関連銘柄も高い。一般消費財やヘルスケアは下落した。
欧州債市場では、米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業総合景況指数が市場予想を下回ったことに反応し、ドイツ債と英国債の利回り曲線ではベアフラット化が縮小した。
米ISM製造業景況指数、3年ぶり低水準-生産や雇用など低調 (2)
短期金融市場で織り込まれている欧州中央銀行(ECB)のピーク金利は年末に4.03%と5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。
イングランド銀行(英中央銀行)の金利見通しはターミナルレートが来年2月に6.33%と、前週末から5bp上昇。6.5%に達する確率も一時ほぼ50%織り込まれた。
7月3日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 3.26% | +0.06 |
独国債10年物 | 2.44% | +0.05 |
英国債10年物 | 4.44% | +0.05 |
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