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概要:[4日 ロイター] - アジア時間の原油先物は堅調。サウジアラビアが自主減産延長を発表したほか、ロシアも石油輸出削減を表明したため、景気低迷による需要減退懸念よりも8月の供給減少への懸念が強まった。
アジア時間の原油先物は堅調。サウジアラビアが自主減産延長を発表したほか、ロシアも石油輸出削減を表明したため、景気低迷による需要減退懸念よりも8月の供給減少への懸念が強まった。写真は、パナマ運河を通過する原油タンカー。
[4日 ロイター] - アジア時間の原油先物は堅調。サウジアラビアが自主減産延長を発表したほか、ロシアも石油輸出削減を表明したため、景気低迷による需要減退懸念よりも8月の供給減少への懸念が強まった。
0033GMT(日本時間午前9時33分)時点で、北海ブレント先物は0.22ドル(0.3%)高の1バレル=74.87ドル。米WTI先物は0.27ドル(0.3%)高の70.06ドル。
4日の米国市場は独立記念日で休場となる。3日は約1%下落していた。
サウジは日量100万バレルの自主減産を8月も実施すると、国営サウジ通信(SPA)が3日伝えた。発表直後、ロシアのノバク副首相は、同国が8月に石油輸出を日量50万バレル削減すると表明した。
両国の措置で世界供給の1.5%相当が削減されることになる。
一方、米国の6月30日までの週の原油在庫は約180万バレル減少が予想され、3週連続の減少となる見込み。祝日の影響で業界の在庫統計は5日、公式統計は6日に発表がずれ込む。
欧中の需要低迷を背景に6月の製造業関連指標が世界的に軟調だったため、石油需要減退への懸念は残っている。
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