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概要:[30日 ロイター] - 米資産運用大手フィデリティが、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物価格に直接連動する上場投資信託(ETF)の取引所への上場を再び申請した。上場予定先のCboeグローバル・マーケッツが30日、米証券取引委員会(SEC)に申請書を提出した。
6月30日、米資産運用大手フィデリティが、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物価格に直接連動する上場投資信託(ETF)の取引所への上場を再び申請した。2015年7月、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
[30日 ロイター] - 米資産運用大手フィデリティが、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物価格に直接連動する上場投資信託(ETF)の取引所への上場を再び申請した。上場予定先のCboeグローバル・マーケッツが30日、米証券取引委員会(SEC)に申請書を提出した。
SECが懸念する相場操縦を防ぐため、暗号資産交換業大手の米コインベースと監視共有契約を結ぶという。
過去数年間でビットコインの現物ETFの上場申請は数十件に上り、フィデリティも昨年1月に申請を行ったが、SECはいずれも認めていない。詐欺行為や相場操縦を防ぎ、投資家の保護や公共の利益実現につながる各種基準を満たしていないとの理由だった。
関係者によると、SECはCboeに対し、フィデリティの申請書は不明確で不完全だと指摘していた。SECはナスダックに対し、ブラックロックが最近行ったビットコイン現物ETFの上場申請についても、同様の懸念を示したという。
この関係者によると、取引所がビットコイン市場における不正行為の検出に向けた監視共有契約を締結予定の暗号取引プラットフォームの名前を挙げていなかったことが問題だった。
Cboeは30日、ウィズダムツリー、インベスコ、バンエックとギャラクシーによるビットコイン現物ETFの上場申請もSECに再提出した。全ての提出書類の中で、コインベースと監視共有契約を結ぶ予定としている。
SEC、Cboe、ナスダック、フィデリティ、ブラックロックはコメントを控えた。コインベースからのコメントも得られていない。
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