简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:ニューヨーク外為市場では、主要通貨に対するドル指数が3日ぶりに反落した。朝方発表された5月の米個人消費支出(PCE)価格指数が前年同月比、前月比ともに伸びが鈍化し、個人消費も停滞したことで、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続する可能性に懐疑的な見方が広がった。
[ニューヨーク 30日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、主要通貨に対するドル指数が3日ぶりに反落した。朝方発表された5月の米個人消費支出(PCE)価格指数が前年同月比、前月比ともに伸びが鈍化し、個人消費も停滞したことで、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続する可能性に懐疑的な見方が広がった。
ニューヨーク外為市場では、主要通貨に対するドル指数が3日ぶりに反落した。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
5月のPCE価格指数は前年比3.8%上昇と、伸びは前月の4.3%から鈍化し、2021年4月以降で最小となった。ただ依然として、FRBの目標である2%は上回っている。
アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「とりわけインフレ調整後の支出は低調だった」とし、「インフレは鈍化傾向にあるが、2%回帰への道のりは長い」と述べた。
CMEのフェドウォッチによると、市場が織り込む7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%ポイント利上げの確率は84.3%。前日は89.3%だった。
シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は30日、7月終盤のFOMCまでに「多くのデータ」を分析し、インフレ抑制に向け追加利上げを実施すべきか見極めるという認識を示した。
終盤の取引で、ドル指数は0.426%安の102.880。週間では横ばい、四半期ベースでは0.3%上昇、上期としては0.6%下落した。
円は対ドルで0.35%高の144.26円。一時、節目となる145円を突破し、7カ月ぶり安値を付ける場面もあった。
円を巡っては、当局による介入に対する警戒感が続いている。鈴木俊一財務相は30日、為替市場の動向について「非常に高い緊張感をもって注視している」との認識を示した上で、「行き過ぎた動きに対しては適切に対応しなければならない」と述べた。
ドルは第2・四半期に対円で約9%上昇した。
ユーロ/ドルは0.43%高の1.0911ドル。欧州連合(EU)統計局が発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は、前年同月比5.5%上昇し3カ月連続で伸びが縮小したものの、 欧州中央銀行(ECB)が7月の理事会で利上げを見送る公算は小さいとみられる。
英ポンド/ドルは0.66%高の1.2695ドル。第1・四半期の英国内総生産(GDP)確報値は前期比0.1%増で、速報値から修正はなかった。
ドル/円 NY終値 144.32/144.35
始値 144.62
高値 144.76
安値 144.21
ユーロ/ドル NY終値 1.0910/1.0914
始値 1.0852
高値 1.0931
安値 1.0850
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。