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ボーイング最大サプライヤーの労組、新労働協約案を承認－スト収拾へ
概要：米ボーイングの最大のサプライヤー、スピリット・エアロシステムズ・ホールディングスの労働組合員は29日、新たな労働協約案を承認した。６日間にわたったストライキは収拾する。ストが長引けばボーイングやエアバスの生産が混乱する恐れがあった。
ストの影響によるボーイングやエアバスの生産混乱は回避された
ストに参加した組合員の職場復帰は７月５日の見込み
米ボーイングの最大のサプライヤー、スピリット・エアロシステムズ・ホールディングスの労働組合員は29日、新たな労働協約案を承認した。６日間にわたったストライキは収拾する。ストが長引けばボーイングやエアバスの生産が混乱する恐れがあった。
国際機械工・航空宇宙労働組合（ＩＡＭ）によると、スピリットの組合員約6000人が29日の投票で４年間の労働協約案を可決した。組合員の約63％が賛成票を投じた。
ストに参加した組合員が職場に復帰するのは７月５日の見込み。
ボーイングのドル箱である７３７ＭＡＸの胴体は主としてスピリットが製造しているため、ストの影響が懸念されていた。
スピリットは健康保険や賃上げで譲歩を求める組合側の交渉担当者の要求に応じた。もう一つの対立点だった強制残業についても、制限することで合意した。
スピリットは30日にカンザス州ウィチタの主要工場の稼働再開に着手し、７月5日までの完全再開に取り組むと説明した。
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