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概要:スウェーデン中央銀行は29日、政策金利を引き上げるとともに、国債売却を加速させる方針を明らかにした。執拗(しつよう)なインフレと通貨安に対応すると同時に、脆弱(ぜいじゃく)な不動産セクターへの影響抑制も図る。
クローナ安が輸入物価を通じてインフレを押し上げる恐れ
苦境にある商業用不動産セクターへの影響にも配慮
スウェーデン中央銀行は29日、政策金利を引き上げるとともに、国債売却を加速させる方針を明らかにした。執拗(しつよう)なインフレと通貨安に対応すると同時に、脆弱(ぜいじゃく)な不動産セクターへの影響抑制も図る。
中銀は政策金利を0.25ポイント引き上げ3.75%とし、今年中に「少なくともあと1回」利上げをするとの見通しを示した。
利上げ幅は大方のエコノミストが予想した通りだったが、ノルウェー中銀とイングランド銀行(英中銀)の0.5ポイント利上げを受けてスウェーデンも大幅利上げに動くとの観測も市場の一部にはあった。
スウェーデン中銀はまた、毎月の国債売却額を50億スウェーデン・クローナ(約670億円)と、これまでの35億クローナから拡大することも発表した。
中銀は声明で、決定は「クローナ高に寄与し、中銀のインフレ抑制能力を向上させ得る」と説明。「インフレ率が低下し目標の2%付近で安定するためにどの程度の金融引き締めが必要になるかはまだ分からないが、必要な措置を取る」と続けた。
クローナが対ユーロで過去最安値水準まで下落し輸入物価を通じたインフレを抑えるのが難しくなったことを受け、中銀は引き締めを拡大させる。
スウェーデン・クローナ、対ユーロで最安値-利上げ停止近いとの見方
「クローナ安もインフレ高止まりの要因になっており、高インフレの現状では、物価上昇に対するクローナ安の影響が大きくなるリスクがある」と中銀は分析した。
利上げ幅を拡大すれば通貨を下支えできる可能性もあったが、問題を抱える商業用不動産セクターへの借り入れコスト上昇の影響にも配慮する必要があった。
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