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概要:米連邦準備制度が今、インフレ対策に集中し、利上げが米経済を後退させるリスクへの懸念が薄れていることを投資家らは認識している。
2023年6月26日 12:44 JST
FOMC、少なくともあと2回利上げ-調査参加者の半数近く
「無傷のディスインフレ」達成見通し消える
昨年末時点では、MLIVパルス調査で回答者の過半数が米政策金利のピークが5.25%以下と予想していた。
リセッション(景気後退)が迫っているという潜在的な警告として、米10年国債利回りが昨年7月以降、2年債利回りを下回っている。ブルームバーグがまとめた50年近く前からのデータによると、これより長期の逆イールドは1978年8月-80年5月と80年9月-81年10月の2回だけ。
これらの期間は、当時のボルカー米連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレ急加速に対して積極的な闘いを挑んだため、資産価格のボラティリティーが拡大し、リセッションが続いた。現在の逆イールドが来年4月まで持続すれば、過去最長となる。
当初はインフレ加速が一過性だと考えていたパウエルFRB議長だが、この40年で最も積極的に金融政策を引き締めている。今月のFOMCは2022年1月以来となる利上げ見送りとなったが、インフレ率が依然として目標の2倍を超える中、今年後半に追加引き締めを実施する方向だ。
マーケットと世界最大の経済大国にとっての影響は多岐にわたる。米経済のソフトランディング(軟着陸)は今や実現不可能と思われ、FOMCが着実な金融引き締めを通じて「無傷のディスインフレ」を達成するとの見通しは消えた。投資家の間で強まっている議論は、米経済が縮小するかどうかではなく、米経済の縮小がいつ始まるかということだ。
それでも、利回り曲線が正常化する時期に関する投資家の見解は、リセッションが23年に始まるとは予想されていないことを示している。というのも、リセッションを示唆する場合、利回り曲線の長短金利は逆転するが、この逆転が消え始めることがリセッションが間近に迫っていることを示すためだ。
米国が今年いっぱいはリセッション前の宙に浮いた状態から抜け出せないという見方が、年末までは債券資産がコモディティーや株式をアウトパフォームすると投資家がみている理由だろう。
MLIVパルス調査はブルームバーグ・ニュースの読者を対象にMLIVチームが実施。MLIVブログは同チームが運営している。
今週の調査は米独立記念日7月4日の祝日に米国民が語り合うとみられる個人の貯蓄・ファイナンスに関するもので、流動性貯蓄の今年の目標について、あなたの意見を聞かせてほしい。
調査(英語)には匿名で参加可能です。こちらをクリックしてください。
(免責事項:ブルームバーグが提供するブログ形式の「マーケッツ・ライブ」に掲載された投稿記事です。投稿者の独自の視点を提供、投資助言を意図したものではありません。市場分析をご覧になるにはMLIV)
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