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概要:来週の外為市場では、円安地合いが続くとの見方が優勢だ。インフレ退治に利上げを急ぐ他の主要国中銀と大規模緩和を堅持する日銀との温度差が、金利差拡大期待となって円を押し下げる構図に変化がなければ、ドルは再び145円乗せが視野に入るとの指摘が増えている。一方で高まる介入警戒感との綱引きとなりそうだ。
6月23日 来週の外為市場では、円安地合いが続くとの見方が優勢だ。写真は2016年1月撮影(2023年 ロイター/Jason Lee)
[東京 23日 ロイター] - 来週の外為市場では、円安地合いが続くとの見方が優勢だ。インフレ退治に利上げを急ぐ他の主要国中銀と大規模緩和を堅持する日銀との温度差が、金利差拡大期待となって円を押し下げる構図に変化がなければ、ドルは再び145円乗せが視野に入るとの指摘が増えている。一方で高まる介入警戒感との綱引きとなりそうだ。
円はすでに、対スイスフランで過去最安値を更新したほか、対ユーロで15年ぶり、対英ポンド7年半ぶり、対豪ドルで9カ月ぶり、対米ドルとカナダドルで7カ月ぶり、対NZドルで半年ぶり安値を更新した。
予想レンジはドルが140―145円、ユーロが1.08―1.12ドル。専門家の見解は以下の通り。
<UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント チーフ・インベストメント・オフィサー 青木大樹氏>
「円安ペースが早い。為替介入を予想するにあたり、注目されるひとつの目安である1カ月で5%、3カ月で10%といった変動率に近付いている。ただ、昨秋の円安局面と大きく異なるのは、当時プラス40%を超えていた輸入物価の前年比が、マイナスへ転じていることだ。即座に介入が求められるような経済への影響が懸念される状況ではない。介入には距離があると思っている」
<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ為替ストラテジスト 植野大作氏>
「日銀がハト派的な姿勢を強く打ち出していることで、ドル/円もクロス円も上値を試す展開となっている。昨秋の実績を見る限り、当局の介入は145円超がイエローゾーン、150円超がレッドゾーンといった感じだが、今回は日本株の強さが目立っていることもあり、悪い円安との印象は強くない。実際にこうした水準でまた介入が入るかは、半信半疑だ」
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