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ボウマンＦＲＢ理事、追加利上げ必要と主張－インフレ押し下げで
概要：米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のボウマン理事は、インフレを押し下げるために追加利上げが必要だとの見解を示した。連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は先週の会合で政策金利据え置きを決めたが、利上げ再開が望ましいという他の当局者と同様のスタンスを示した。
Photographer: Al Drago/Bloomberg
ボウマン理事は22日、クリーブランドで開催されたＦＲＢのイベントで、「私はフェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標レンジを据え置き、保有証券の縮小を続けるという先週のＦＯＭＣ決定を支持した」と言明。その上で、「インフレ率を時間とともに当局目標に引き下げるため、追加利上げが必要になると私は考えている」と述べた。発言内容は準備原稿に基づく。
パウエルＦＲＢ議長は21日に下院金融委員会での証言で、米経済成長を長期の潜在成長率を下回るペースに減速させ、物価圧力を抑制するために、政策当局者らは金利が上昇する必要があるとみていると述べた。ボウマン氏の発言は、パウエル議長のメッセージを補強するものだ。
パウエルＦＲＢ議長、金利上昇が必要－議員からは銀行規制で圧力 (3)
米金融当局者の間では、インフレ抑制に向けた最適な経路を巡り意見の隔たりが大きくなり始めている。インフレ率は鈍化しているものの、目標の２％を依然上回って推移している。アトランタ連銀のボスティック総裁は21日、これまでの利上げによるインフレ鈍化の程度を見極めるために年内の政策金利据え置きを支持するとの考えを示した。
アトランタ連銀総裁、追加利上げのハードル高まる－年内不要 (1)
ボウマン理事は「金融政策引き締めが現在までの経済活動とインフレに一定程度の影響を及ぼしてきたが、コアインフレは2022年秋以降、基本的に横ばい状態が続いている」と指摘。「金融政策スタンスを十分に景気抑制的にするためにＦＦ金利を一段と引き上げる必要があるとみている。それがインフレを有意に、また持続的に押し下げることになる」と述べた。
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