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概要:欧州外為市場では、一連の主要中央銀行の政策決定会合が消化される中、ドルが上昇した。英ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会を22日に控え、一時約14カ月ぶり高値を付けた。
[ロンドン 19日 ロイター] - 欧州外為市場では、一連の主要中央銀行の政策決定会合が消化される中、ドルが上昇した。英ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会を22日に控え、一時約14カ月ぶり高値を付けた。
欧州外為市場では、一連の主要中央銀行の政策決定会合が消化される中、ドルが上昇した。英ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会を22日に控え、一時約14カ月ぶり高値を付けた。
主要6通貨に対するドル指数は0.2%高の102.480。上昇したものの、先週16日に付けた1カ月ぶり安値(102.00)に近い水準にとどまっている。
英中銀が22日に開く金融政策委員会について、市場では少なくとも0.25%ポイントの利上げを決定すると予想されている。英中銀の利上げペースは他の主要中銀を上回るとの観測を背景に、英ポンドは一時約14カ月ぶり高値を付けた。
先週は欧州中央銀行(ECB)が15日の理事会で0.25%ポイントの利上げを決定。ECBの政策についてこの日、シュナーベル専務理事が、ユーロ圏のインフレ率はこのほど上方修正された予測も上回るリスクがあるとし、ECBは利上げを控えすぎるよりは、過度な利上げを実施する方向に政策を誤る方が望ましいとの考えを表明。レーン専務理事兼主任エコノミストは、ECBは次回7月の理事会でも利上げを決定する可能性が高いとしながらも、決定はデータ次第になるため、9月の理事会について予測するのは時期尚早との考えを示した。
ユーロは対ドルで0.2%安の1.09190ドル。下落したものの、1カ月ぶり高値近辺にとどまっている。
円は対ドルはほぼ横ばいの141.840円。 一時は142.005円と、約7カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。
今週の焦点は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が20日と21日に行う議会証言。MUFGの外為アナリストは「FRBは利上げペースの減速は可能と考えているものの、先週の会合での利上げ見送りは引き締めサイクル終了を意味するものではないと明確に示している」と述べた。
FRBは13─14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げをいったん停止。同時に発表した金利見通しで、年末までに合計0.50%ポイントの利上げを行うシナリオが示された。
CMEフェドウオッチによると、7月のFOMCで0.25%ポイントの利上げが決定される確率が72%であることが織り込まれている。
この日の米国の金融市場は祝日のため休場。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.0922 1.0927
ドル/円 141.82 141.84
ユーロ/円 154.93 155.02
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