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概要:ウォール街の多くが年初に当てにしていた戦略が、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での決定を受けて大きな打撃を被った。債券投資家は立て直しを余儀なくされている。
スティープ化見込む取引放棄、ドット・プロットで一段の利上げ予想
今はそうした戦略を採用する時期ではない-シタデルのデパス氏
ウォール街の多くが年初に当てにしていた戦略が、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での決定を受けて大きな打撃を被った。債券投資家は立て直しを余儀なくされている。
今年初めの時点では、短期債利回りが中長期債利回りに比べて低下することに賭ける取引は確実に稼げる手法と見なされていた。FOMCが積極的な利上げをようやく停止して年内に利下げに転換するとの読みが背景にあった。
しかし先週の会合後に発表されたドット・プロット(金利予測分布図)で、今年末までの政策金利の予想が3月時点に比べて0.5ポイント引き上げられたことを受け、イールドカーブのスティープニングを見込む従来の人気戦略は放棄されつつある。
シタデル・セキュリティーズのリニア金利世界責任者、マイケル・デパス氏は「スティープナーは困難を伴う取引だ」とし、そうした戦略を採用する時期ではないと付け加えた。
16日にはウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事とリッチモンド連銀のバーキン総裁が、物価上昇圧力を抑制するために追加利上げが必要になるかもしれないとの見解を示した。
ウォラー理事、一部銀行巡る懸念で政策に変更あってはならない
バーキン総裁、追加措置に異存なし-堅調な米経済減速させるため
ドット・プロットでタカ派的な予測が示されたことから、短期金融市場では年内利下げの織り込みがほぼ消失。金融政策の影響を受けやすい短期債の利回りは長期債の利回りより急激に上昇し、スティープニングに賭けるポジションに一段の打撃を及ぼした。
ストラテジストはこれまで、だいぶ異なるシナリオを描いていた。2022年遅くにシティグループやJPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーを含む各社が示した見通しでは、全てがイールドカーブのスティープ化を予想。労働市場が軟化し、インフレが鈍化することで、米金融当局が引き締めサイクルを終わらせると見込んでいた。
3月上旬にシリコンバレー銀行(SVB)が破綻すると、7月にも利下げが行われるとの見方も浮上した。
しかしその後、銀行セクターは落ち着きを取り戻したほか、堅調な労働市場や根強い高インフレを背景に、追加利上げの可能性が再び取り沙汰されてきた。
インベスコの債券・オルタナティブ・上場投資信託(ETF)戦略責任者、ジェーソン・ブルーム氏は、顧客が金利リスクへのエクスポージャーを減らしつつあるとし、利下げに対する顧客の確信は「薄れている」と述べた。
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