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概要:来週の東京株式市場は、3万3000円台で値固めの展開が想定されている。日米の中銀イベントを通過して来週は目立った新規材料がない中、日本株は横ばい圏での値動きが続くとみられている。一方、改めて日銀と海外中銀の政策スタンスの差が鮮明になったことで、為替の円安基調が続くと想定され、日本株の支えとなりそうだ。
[東京 16日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、3万3000円台で値固めの展開が想定されている。日米の中銀イベントを通過して来週は目立った新規材料がない中、日本株は横ばい圏での値動きが続くとみられている。一方、改めて日銀と海外中銀の政策スタンスの差が鮮明になったことで、為替の円安基調が続くと想定され、日本株の支えとなりそうだ。
来週の東京株式市場は、3万3000円台で値固めの展開が想定されている。写真は2015年8月、東証で撮影(2023年 ロイター/Yuya Shino)
前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された年内2回の利上げ見通しについて、懐疑的な見方もあり、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長をはじめとする要人発言に注目が集まる。
日経平均の予想レンジは3万2800―3万3800円。
<SMBC信託銀行 投資調査部長 山口真弘氏>
「足元の日本株は急ピッチで上昇している中、ひとまず日米の中銀イベントを通過し、日経平均は3万3000円台で値固めの展開となりそうだ。米国では要人発言の機会が増え、中でもパウエルFRB議長の議会証言に関心が集まる。パウエル議長の発言で、利上げ動向についてタカ派的な姿勢が示されれば、米株安を通じて日本株の重しとなりそうだ。ただ、日銀と諸外国中銀の政策スタンスの違いで為替は円安になりやすく、ドル/円の動向によっては株価を支えるとみている」
「物色動向としては、これまで期待先行で買われていた半導体関連などのハイテク株で利益確定売りが出る可能性がありそうだ。一方、米国に比べて国内景気は底堅いとみられ、循環的な動きの中で内需株が物色対象となりやすいとみている」
<ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト 渡辺浩志氏>
「日米の金融政策スタンスの差が明確になり、為替は円安が進みやすい状況と言える。日本株は為替の円安基調を背景に、底堅い値動きとなりそうだ。ただ、これまでの株価の上昇スピードが速かったことに加えて、ドル/円は140円台に乗せていることから急速な円安進行は見込みづらく、どんどん株価が上昇する可能性は低そうだ」
「前回の米FOMCでは、年内2回分の利上げ見通しが示されたが、足元の米国のインフレの伸びは鈍化傾向にあり、市場は(FRBに対して)疑心暗鬼な面もある。パウエル議長や高官らの発言から、先々の政策動向を見極めたいとする思惑が強まりそうだ。仮にタカ派的なコメントが出れば、米金利高・米ハイテク株安になるとみられ、日本株への影響を注視する必要がある」
*イベントダイアリー[M/DJP]
*経済指標予測 [JP/FOR]
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