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概要:米証券取引委員会(SEC)は、バイナンスUSの関連資産凍結と顧客資金の保護に動いている。顧客の投資が国外に保有されている場合には、米国に還流させた上で保護することを目指す。
バイナンスや趙CEOの資産凍結求め、差し止め命令を裁判所に申請
差し止め命令請求は「不当」、バイナンスUSは反論
米証券取引委員会(SEC)は、バイナンスUSの関連資産凍結と顧客資金の保護に動いている。顧客の投資が国外に保有されている場合には、米国に還流させた上で保護することを目指す。
SECは6日、バイナンスUSの資産を凍結するための一時的な差し止め命令を裁判所に求めたと発表した。SECはまた、バイナンスUSに絡む「係争中の訴訟の解決を通じ、同社顧客資産が保護され、米国内に維持されるよう確実にする」措置への支持を判事に呼び掛けた。
裁判所に今回提出された文書によれば、SECはバイナンス・ホールディングス、BAMトレーディング・サービシズ、BAMマネジメントUSホールディングス、バイナンス最高経営責任者(CEO)の趙長鵬氏の資産凍結を求めている。
SECは5日、バイナンスと趙CEOが顧客資金の扱いを誤り、投資家と当局に虚偽の説明をしたほか、米証券規則に違反したとして提訴していた。
バイナンスUSは6日のツイートで、SECの差し止め命令請求は「不当」だと反論し、「ユーザー資産の安全性は保たれており、プラットフォームは引き続き完全に稼働している。預金や引き出しは通常通りだ」と説明した。
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