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概要:米マクドナルドの1-3月(第1四半期)決算では、売上高と利益がアナリスト予想を上回った。インフレが根強く続き、メニュー価格を引き上げる中でも、来客が衰えていないことが改めて示唆された。
米マクドナルドの1-3月(第1四半期)決算では、売上高と利益がアナリスト予想を上回った。インフレが根強く続き、メニュー価格を引き上げる中でも、来客が衰えていないことが改めて示唆された。
同社の25日発表によると、1-3月の世界の既存店売上高は前年比で13%近く増加。ブルームバーグがまとめた市場予想の平均(8.2%増)を上回った。米国の既存店売上高も予想を大きく上回ったほか、来客数も増加した。利益は一部項目を除いたベースで1株当たり2.63ドルと、こちらも市場予想を超えた。
クリス・ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は発表文で、「厳しい経営環境の中、マクドナルドブランドに対する顧客の需要は引き続き強い」と説明した。
今回の決算は、食品を含む生活必需品のインフレが根強く続く中でも、マクドナルドの事業、および米消費者の外食意欲が底堅いことを示している。マクドナルドは、オンラインでの販売増加のほか、米国での「戦略的なメニュー価格引き上げ」が寄与したと説明した。
既存店売上高は全地域で予想を上回り、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国が特に好調だった。同社では売上高全体の半分余りを米国外の市場が占めている。
一方、リストラ費用が利益を1億8000万ドル(1株当たり18セント)押し下げたことも明らかにした。
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