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概要:[パリ 19日 ロイター] - 資産運用会社の幹部2人は19日、経済見通しに対する最大の脅威は、金融システムが取り除き切れていない信用収縮だとの見解を示した。パリで開かれた欧州のトレードテック株式取引
[パリ 19日 ロイター] - 資産運用会社の幹部2人は19日、経済見通しに対する最大の脅威は、金融システムが取り除き切れていない信用収縮だとの見解を示した。パリで開かれた欧州のトレードテック株式取引会議で語った。
会議に参加した資産運用会社やヘッジファンド、トレーダーにとって重要な論点は景気後退リスクだった。
米金融機関2社の破綻と金融大手クレディ・スイスの強制的買収は3月に金融市場を動揺させ、銀行株の急落で融資条件が一段と厳しくなり、世界的な景気低迷への懸念が高まった。
米資産運用大手フィデリティ・インベストメンツのロマン・ブシェ取締役会長は会議で、経済に対する「最大の脅威」は「真の目に見える信用収縮」だと語った。
米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など主要な中央銀行は、過去数十年間見られなかったインフレ高騰を抑制するため、過去1年間に政策金利を引き上げてきた。
BNYメロン・インベストメント・マネジメントのチーフエコノミストでイングランド銀行(英中央銀行)元幹部のシャミク・ダール氏は「経済は同時に多くのことに襲われている。この1カ月ほどで信用状況が劇的に厳しくなった」と述べた。
両氏は、厳しい経済状況と金利上昇により資産運用会社のポートフォリオの優先順位が変化したと指摘した。
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