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概要:米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらによれば、米企業の1-3月(第1四半期)利益はここ数年で最も厳しい状況を見込むアナリストの警告に反して好スタートを切っている。
2023年4月18日 14:13 JST
既に決算発表したS&P500種企業の90%、EPSが市場予測上回る
3月の銀行不安が一時的事象なら2023年EPS予想は低過ぎる可能性
米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらによれば、米企業の1-3月(第1四半期)利益はここ数年で最も厳しい状況を見込むアナリストの警告に反して好スタートを切っている。
サビタ・スブラマニアン氏率いるストラテジストは17日付の調査リポートで、S&P500種株価指数構成企業で決算を発表済みの30社のうち、1株利益が予想を上回ったのは90%、売上高が予想を上回ったのは73%に上ったと指摘した。JPモルガン・チェースやシティグループ、ウェルズ・ファーゴ・アンド・カンパニーの好業績などにより、少なくとも2012年以降の決算発表シーズン第1週としては最高の上振れとなった。
スブラマニアン氏は「3月の銀行不安にもかかわらず大手銀行が堅調な業績を発表したことが貢献した」と分析。「銀行は信用基準を厳しくしているかもしれないが、大手行は以前の危機と比べ、余剰資本を備えて経営している」と付け加えた。
先月のシリコンバレー銀行(SVB)の破綻後に発表された金融大手の堅調な決算は、銀行業界が危機に陥るとの懸念の緩和に寄与している。BofAは懸念されたよりも良い内容の決算発表を受け、3月の銀行不安が一時的なものであるという証拠がさらに示されればS&P500種の2023年1株利益(EPS)を200ドルとしている同社予測は低過ぎる可能性があるとの見方を示した。市場予想コンセンサスは220ドル。
その一方でBofAは業績修正が全般に下振れしているとして、企業による業績見通しの下方修正を予想している。先週、同行ストラテジストは、業績下方修正の動きが今後加速する可能性があると警告した。
Source: BofA Global Research
「金融システムの信頼性を巡る大規模でシステミックな衝撃は回避されたようだが、信用収縮が実体経済で顕在化している」とし、信用収縮が産業や消費に与える影響が一段と広がっていることに言及した。
今週は、金融機関だけでなく、S&P500種を構成する公益事業以外の企業の26%が決算を発表する予定。需要の見通しや利益率などにBofAは注目している。同行も18日に1-3月期決算を公表する。
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