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ブラックロック、破綻した米銀の証券売却を18日に開始
概要：米ブラックロックは経営破綻した米地銀の保有証券の売却を18日に開始する。米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）が管理下に置いたシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）とシグネチャー・バンクの資産計1140億ドル（約15兆3000億円）相当の売却を支援する数カ月に及ぶプロセスが始動する。
米ブラックロックは経営破綻した米地銀の保有証券の売却を18日に開始する。米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）が管理下に置いたシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）とシグネチャー・バンクの資産計1140億ドル（約15兆3000億円）相当の売却を支援する数カ月に及ぶプロセスが始動する。
ブルームバーグが確認した投資家宛て電子メールによると、ブラックロックのファイナンシャル・マーケッツ・アドバイザリー（ＦＭＡ）部門は18日午前に住宅ローン担保証券（ＭＢＳ）プールの売却プロセスを開始し、週内継続する。
米政府は４月初め、破綻銀行の証券売却に向けたアドバイザーにブラックロックを起用していた。ブラックロックとＦＤＩＣはコメントを控えた。
機関投資家向けに債券投資を管理するリーガン・キャピタルの創業者、スカイラー・ウィナンド最高投資責任者（ＣＩＯ）は、多くの証券が売却され始めるようだが秩序あるプロセスになる可能性が高いと述べ、「ブラックロックもＦＤＩＣも、価格の安定という点で波風を立てたくないだろう」と指摘した。
電子メールによれば、ブラックロックはＭＢＳの取引を週４日に増やす予定で、流動性と取引状況に応じて、週15億ドルから20億ドルの売却を計画しているという。
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