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概要:スナク英首相が、利益相反に該当する可能性がある妻の株式保有について適切な申告を怠っていた疑いで、議会コミッショナーが13日付で調査に乗り出したことが17日明らかになった。
スナク英首相が、利益相反に該当する可能性がある妻の株式保有について適切な申告を怠っていた疑いで、議会コミッショナーが13日付で調査に乗り出したことが17日明らかになった。ロンドンで17日、代表撮影(2023年 ロイター)
[ロンドン 17日 ロイター] - スナク英首相が、利益相反に該当する可能性がある妻の株式保有について適切な申告を怠っていた疑いで、議会コミッショナーが13日付で調査に乗り出したことが17日明らかになった。
英下院議員は、議員活動に影響を及ぼすかもしれないとみなされる金融取引に関する情報を申告しなければならないとする倫理規定があり、議会コミッショナーは同規定違反を調査する権限を有する。
メディアの報道によると、スナク氏の妻のアクシャタ・ムルティ氏がある保育関連企業の株式を保有していたが、この企業は3月に発表された予算案に盛り込まれた育児分野の助成措置の対象だった。野党側は、そうした関係についてスナク氏が妥当な対応をしていたのかどうか疑問を呈している。
スナク氏の報道官は「閣僚の利害関係として透明性のある形で申告された経緯をはっきりさせるために、われわれは喜んで議会コミッショナーに協力していく」と述べ、調査がこの企業に関連していることを認めた。
アクシャタ・ムルティ氏は、インドのIT大手インフォシス創業者の娘で、自身もインフォシス株約0.9%を持つ資産家。以前には海外での所得が英国で課税対象外となっていた問題でも、スナク氏とともに批判を浴びている。
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