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中東・北アフリカ、今年は3.1％成長に減速へ＝ＩＭＦ
概要：［ドバイ １３日 ロイター］ - 国際通貨基金（ＩＭＦ）のジハード・アズール中東・中央アジア局長は１３日、中東・北アフリカ地域の今年の経済成長率が３．１％と、前年の５．３％から減速するとの見通しを発表
［ドバイ １３日 ロイター］ - 国際通貨基金（ＩＭＦ）のジハード・アズール中東・中央アジア局長は１３日、中東・北アフリカ地域の今年の経済成長率が３．１％と、前年の５．３％から減速するとの見通しを発表した。
マクロ経済の安定回復に向けた緊縮政策、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）プラスによる減産合意、最近の世界的な金融環境の悪化が成長を圧迫すると説明した。
この地域の石油輸出国の成長率は前年の５．７％から３．１％に減速するとの見通しを示した。非炭素セクターが成長のけん引役になるとしている。
地域の低所得国は、コモディティー価格の上昇、不安定なマクロ経済、各国特有の脆弱性が足かせとなり、１．３％成長にとどまると予想した。
サウジアラビアなどが加盟するＯＰＥＣプラスは最近、５月から追加減産を行うと発表して世界を驚かせ、これを受けて国際石油価格は上昇した。
アズール氏は今回発表した成長率見通しについて、直近の減産発表前の動向を反映していると説明。「減産により湾岸協力会議（ＧＣＣ）地域の成長率は押し下げられるだろう。ただ、石油価格の上昇が低成長の影響を相殺するため、財政・対外収支には好影響を及ぼす」と予想している。
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