【ウクライナ】漏えい機密文書、ロシアに利する－レズニコフ国防相

オランダ、ロシア産ＬＮＧ輸入の全面停止計画－欧州に広く影響も

米英当局、ロシア人富豪のアドバイザーに制裁－資産隠しほう助

ロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏

米英当局、ロシア人富豪のアドバイザーに制裁

英当局は、アブラモビッチ氏とウスマノフ氏の資金を家族の口座やオフショアの信託に移して凍結されないようキプロス人２人が手助けしたと主張した。いわゆるアドバイザーに対して大がかりな制裁が科されるのはほぼ初めて。米国もウスマノフ氏とその姉妹が設立した信託を含むキプロスのネットワークメンバーに対して制裁を発表した。英国の制裁対象と重複はあるものの、全て同一ではない。

漏えい文書、ロシアに利する様子－ウクライナ国防相

ウクライナに関する漏えいした機密文書の内容には古い情報や真偽が入り交じっていると、同国のレズニコフ国防相がマドリードで開いた記者会見で指摘した。漏えいであればロシアやその支持者を明らかに利するだろうとし、米国を含む同盟国間の信頼を損なうことが目的だと語った。

レズニコフ氏は米国が漏えいの影響を抑え、今後二度と似たような事件が起きないよう可能なあらゆる手段を尽くすと確信していると表明。北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の軍事関係者がウクライナにいるのかを問う質問には、事実ではないと述べ、反転攻勢の見通しに対する米当局者の信頼を指摘した。

オランダ、ロシア産ＬＮＧ輸入の打ち切りを計画

オランダ政府はロシアからの液化天然ガス（ＬＮＧ）輸入を全て打ち切る計画に取り組んでいる。イェッテン・エネルギー相が明らかにした。

ハーグで行われたインタビューで同氏は、オランダとして今年はＬＮＧ輸入でロシアとの新たな契約の調印をやめ、既存の契約についても段階的な解消に動いていると述べた。同国がロシアと新たな契約を結ばないとの決定は、これまで発表されていなかった。

欧州でロシア産ＬＮＧ最大の買い手であるスペインでは政府が企業にロシアと新たな供給契約を結ばないよう求める書簡を送付したが、オランダの決定はさらに深く踏み込んでいる。オランダはスポット、長期契約の両方に購入停止を適用する考えで、同国がガス供給の経由国であることを考慮すると、この決定は欧州に幅広く影響を及ぼす可能性がある。