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概要:株式投資にはリスクがつきものですが、分散でリスクを低減できます。上場投資信託(ETF)は投資信託と同様に分散されていますが、株式のように売買可能です。3人の億万長者は、ETFを活用して長期的に資産を形成していると語りました。
左からマイケル・クアン氏、シャロン・チョン氏、エイドリアン・ブランビア氏。
Michael Quan, Sharon Tseung, Adrian Brambila
株式投資にはリスクがつきものだが、分散によってリスクを低減できる。
上場投資信託(ETF)は投資信託と同様に分散されているが、株式のように売買することが可能だ。
3人の億万長者はInsiderに、ETFを活用して長期的に資産を形成し続けていると語った。
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手っ取り早くお金持ちになるのは難しいかもしれないが、株式投資は長期的に純資産を増やす賢い選択肢の1つだろう。だが、株式市場は激しく変動することがあり、特に個別株に投資する場合や、相場のタイミングを計ろうとする場合には、リスクが付きまとう。
そこで、3人の億万長者に、時間をかけて着実に資産を増やし続ける投資方法を尋ねてみた。すると3人とも声をそろえて、特定の業種や市場全体の成長を捉える低リスクの投資手法として上場投資信託(ETFs) を活用していると答えた。
ETFは株式、コモディティ(商品)、債券といったさまざまな証券で運用されることが多い。大半のETFは、その目的に基づいて組入銘柄を選別する会社によって運用されている。 ETFは、指数に連動するもの、特定の業種別に運用するもの、複数の業種にまたがり証券を組み入れるものなどさまざまだ。
「ETFは、忙しい消費者に対して、プロのポートフォリオ・マネージャーが持つ専門知識を活用する機会を提供する。ETFを使えば一般大衆は、大半の人が成功を期待する『話題の』業種に投資できる」とジェイソン・ハウエル・カンパニー(Jason Howell Company)のファイナンシャルプランナー、ジェイソン・ハウエル氏はメールで回答した。「こうした業種の中で個別銘柄を選ぼうとするのは、数あるサラブレッドに賭けるようなもので、どれも良さそうに見える」。
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ETFなら労力をかけずに着実にリターンを
話を聞いた億万長者の1人、マイケル・クアン氏のポートフォリオは、個別株、ETF、投資信託という3つの投資商品で構成される。当初はもっとアクティブ運用を行っており、成長見込みが高いと考える個別株を選んでいた。
だが最終的にポートフォリオの分散を図るために、投資の大半をETFに乗り換えた。今も投資信託をいくつか保有しているが、保有コストがETFよりも高いので保有を抑えている。今の純資産額は約260万ドル(約3億4000万円)で、Insiderの調査によると60万ドル(7800万円)超をETFに投資している。
クオン氏はInsiderのインタビューでこう答えた。
「当初、相当な時間をアクティブ投資に費やしており、自分で株式バスケットを選んで投資していたんだ。パフォーマンスも悪くなかった。それと同時に、総合株式指数のETFにただ連動するサブファンドも運用していた」と、クオン氏。
「だが、時間が経つにつれて、恐らく10~12年くらいの間に、自分のアクティブ投資がどれも、必ずしもETFを上回るパフォーマンスを上げていないことに気づいた。その時に、ETFに資金をつぎ込んでパッシブ運用に徹した方が良いと思ったんだ。さして手間がかからないうえ、アクティブ運用と同様のリターンが得られるんだから。むしろ、不動産投資のような別の分野に注力した方が良い」
ETFは投資から曖昧な推量を取り除く
シャロン・チョン氏は、長期資産の形成のために所得を投資に回し、30歳の時にすでに純資産額が100万ドル(約1億3000万円)に到達していた。
Insiderの調査によると、現在は、証券口座にある36万ドル(約4億7000万円)の大部分をETF投資で運用している。ハイテク企業に投資しているが、相場のタイミングを計ったり、最も見込みがありそうな銘柄を選ぶのに手間暇をかけたりしたくない。その代わりに、自分が投資したいと思う企業をすべて組み入れているETFに投資をしているのだ。
「投資は難しすぎるとか、投資を始めるには多額の資金が必要だと考える人が多いけれども、実際のところ、投資は『カッコいい』必要もなければ『複雑』である必要もない」——Insiderのインタビューに対して、チョン氏はこう述べている。
「長期投資は極めてシンプルかもしれない。私の株式ポートフォリオの約75%はETFで、残りは長期的に見込みがありそうな株式だ。私は毎年、所得の大半をインベスコQQQのような同じ投資商品に投じているにすぎない」
ETFで長期プランを立てよう
エイドリアン・ブランビア氏は32歳にして約400万ドル(5億2000万円)の純資産を持つ。過去11年間、不労所得と長期資産の構築に軸足を置いてきた。彼は必要最低限の物で暮らすミニマリストのライフスタイルを進んで実践し、所得の90%を貯蓄に回している。こうすることで、稼いだお金の大半を証券口座や不動産に投資できる。
彼の投資ポートフォリオには、証券口座と退職口座に約97万2000ドル(約1億2600万円)ある。その約8割がETFであり、大部分が複数のバンガード社のETF だ。
「ETFの価格は日々変動するかもしれないけれども、長期投資と捉えているので、関心があるのは今から30年くらい先のリターンだ。これらETFの過去の値動きや、今から30年後を見据えた長期投資という点を考えると、ETFは極めて安全だ」とブランビア氏は述べている。
ETFにも他よりもリスクが高いものもある
ETFは頼りになる選択肢ではあるが、どのETFもリスク水準が同じではない。ETFの中には1つの業種にだけ投資を行い、分散されておらず、リスクが高いものもある。
「米国株式市場全体に投資するETFをあれば、エネルギーセクターだけを組み入れたETFもある。後者は必ずしも安全とは言えない」と言うのは、AGウェルスマネジメント(AG Wealth Management)のファイナンシャルプランナー、アサド・グラミー氏だ。
グラミー氏は、ポートフォリオ構築の際は、自分の目標だけでなく、リスク選好度とリスク許容度を考慮することを推奨する。そうすれば、ポートフォリオに含めるべき証券とその他資産の比率を決定できるだろう。また、不動産や不動産投資信託(REIT)、グローバルETFなど、あらゆる資産クラスから投資商品を選ぶよう勧める。
ETFはいつも使っている大半の証券口座を通じて売買できる。もう少し投資アドバイスが必要なら、資産目標やリスク選好度に基づいて分散ポートフォリオを構築できるデジタルプラットフォームであるロボアドバイザーも利用可能だ。自分固有のニーズに合ったさまざまなプラットフォームを検討すると良いだろう。
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※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
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