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概要:6日の米株式相場は上昇。大手テクノロジー銘柄がけん引した。ただ、米雇用統計の発表を7日に控え、値動きはおおむね限定的だった。
10年債利回り7営業日連続で低下、2年債利回りは上昇
円は対ドルで今週初の値下がり-131円台後半
6日の米株式相場は上昇。大手テクノロジー銘柄がけん引した。ただ、米雇用統計の発表を7日に控え、値動きはおおむね限定的だった。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4105.02 | 14.64 | 0.36% |
ダウ工業株30種平均 | 33485.29 | 2.57 | 0.01% |
ナスダック総合指数 | 12087.96 | 91.10 | 0.76% |
S&P500種株価指数の出来高は過去1カ月平均を下回った。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.7%高。グーグル親会社のアルファベットやマイクロソフトが買われた。ボーイングも高い。同社は収益拡大に向け737型機の生産を増やす計画だとブルームバーグ・ニュースは報じた。
セントルイス連銀のブラード総裁は最近の銀行不安に起因する信用状況の引き締まりについて、米経済をリセッション(景気後退)に追い込むほどの規模ではないとの考えを示した。ただ、雇用統計がインフレ鈍化を示すのか、あるいは景気懸念をあおるのか不透明な中、市場では様子見姿勢も強かった。
ブラード総裁、「インフレとの闘い継続を」-信用収縮恐れず (1)
ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー、トム・エッセイ氏は、投資家らは年内の利下げを積極的に織り込んできたため、「過熱した」雇用の数字となれば、こうした期待に水を差す格好となると指摘。一方、「過度に冷え込んだ」統計となっても、ハードランディングを巡る懸念が強まるとの予想を示した。
「長らくぶりに、今回の雇用統計には両サイドのリスクがある。最近の相場上昇を維持するには、『ちょうどいい』数字が必要だ。さもなければ一段のボラティリティーに備えなければならない」とエッセイ氏はリポートに記した。
米国債
米国債は高安まちまち。10年債利回りは7営業日連続で低下した。一方、金融政策に敏感な2年債利回りは上昇した。ブラード総裁は高インフレと闘うための利上げは続けていくべきだとも述べ、短期債利回りに一定の上昇圧力がかかった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 3.54% | -2.5 | -0.71% |
米10年債利回り | 3.30% | -1.1 | -0.34% |
米2年債利回り | 3.83% | 5.1 | 1.35% |
米東部時間 | 16時56分 |
3月の雇用統計では雇用者数がまたも堅調な伸びを示し、失業率は歴史的低水準付近にとどまると予想されている。
BMOウェルス・マネジメントのユンユ・マ氏は、米金融当局が景気鈍化の具体的な証拠と考える最適な要素がやや見られるだろうと指摘。ただし、過度な弱さは望まれないと付け加えた。「その『スイートスポット』は恐らく10万-20万人前後の雇用増。そうした数字であれば、軟化の軌道上にあるが、下向きモメンタムが強まってはいないという一定の安心感を市場は得られる」と続けた。
外為
外国為替市場ではスイス・フランやユーロなど欧州通貨が上昇。一方、ニュージーランド・ドルは下落。ドルはほぼ変わらずだった。
ドルは対円では1ドル=131円台後半に上昇。今週初の値上がりとなった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1226.29 | 0.62 | 0.05% |
ドル/円 | ¥131.78 | ¥0.46 | 0.35% |
ユーロ/ドル | $1.0920 | $0.16 | 0.15% |
米東部時間 | 16時56分 |
スタンダードチャータードは、ドルは最近の米国債利回り低下で示唆されるほどは下落していないとし、逃避のフローがドルに入っていることが主因だとの見方を示した。
MPSキャピタル・サービシズ・バンカ・ペル・レ・インプレゼのチーフストラテジスト、ルカ・マヌチ氏はドルは7-12月(下期)に他の通貨に対して最大5%値下がりする可能性があると指摘。「年末までの米リセッションを見込んでいる」とし、「金融引き締め政策が景気を圧迫する」と述べた。
さらに、日本銀行がいずれイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を緩和するのに伴い、ドルは対円で年末までに1ドル=120円になると予想した。MPSはブルームバーグの最新の主要為替予想ランキングで首位。
ドルはさらに大幅下落の可能性、年内120円も-為替予想首位のMPS
原油
ニューヨーク原油先物は小反発。今週は予想外の協調減産と米在庫減少で需給見通しが引き締まり、週間ベースで3週連続高となった。
OPECプラス、サプライズ協調減産-5月から日量100万バレル超 (2)
原油価格は銀行不安でリスク資産が敬遠された3月中旬に日中ベースでの安値を付けたが、そこから26%戻した。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が協調減産を発表する前から、中国での燃料需要拡大やドル相場の軟化で、原油価格はすでに回復基調にあり、ショート筋を動揺させ値上がりペースを速めていた。
金スポット価格
銀行不安を背景に金相場は3月に急伸し、今では過去最高値が視野に入っている。米連邦公開市場委員会(FOMC)が景気過熱感を取り除こうとブレーキをさらに踏み込むのかどうか、投資家はヒントを得るために7日に発表される3月の雇用統計を待っている。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比9.20ドル(0.5%)安い1オンス=2026.40ドルで終了。スポット価格はニューヨーク時間午後1時47分現在、0.6%下げて2009.06ドル。5日には2022年3月以来の高値を付けていた。
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