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概要:[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを3.6%に据え置いた。これまでの10会合連続利上げによる景気やインフレへの影響を評価
[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを3.6%に据え置いた。これまでの10会合連続利上げによる景気やインフレへの影響を評価する時間を確保する。据え置きは1年ぶり。
同時に、インフレ率を目標水準に戻すためには、ある程度の追加引き締めが必要になる可能性があると指摘した。
市場では中銀が利上げを停止するとの観測が出ていたが、インフレ率がなお高い水準にあるため、アナリストの見方は利上げか据え置きかで分かれていた。
ロウ総裁は「理事会は、これまでの利上げの影響と経済見通しを評価するさらなる時間を確保するため、今月は金利を据え置くという決定を下した」と説明。「理事会は金融政策運営にはタイムラグがあり、今回の大幅利上げ(サイクル)の影響がまだ完全に表れていないことを認識している」と述べた。
月次消費者物価指標は国内のインフレがピークに達したことを示唆しており、世界的な動向と国内需要の軟化により今後数カ月にかけて財(モノ)のインフレが緩やかになると予想されると述べた。
豪ドルは0.3%下落。投資家がさらなる利上げは見込み薄と考える中、3年債先物は9ティック高の97.14。
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