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概要:2022年米中間選挙でウォール街での勤務歴があると経歴を偽っていたサントス下院議員(ニューヨーク州)は、24年連邦議会選挙の共和党予備選で、ウォール街で実際に勤務していた人物の挑戦を受けることになりそうだ。
元JPモルガンのカリー氏は米連邦選挙管理委員会に出馬を届け出
サントス下院議員は大手銀行での勤務歴などを偽ったことを認める
2022年米中間選挙でウォール街での勤務歴があると経歴を偽っていたサントス下院議員(ニューヨーク州)は、24年連邦議会選挙の共和党予備選で、ウォール街で実際に勤務していた人物の挑戦を受けることになりそうだ。
米銀JPモルガン・チェースの法人・投資銀行業部門でバイスプレジデントを務めていたケレン・カリー氏は3日、同行を辞め、連邦選挙管理委員会に出馬を届け出たと明らかにした。
JPモルガンの広報担当者は、カリー氏が同行に勤務し、最近退職したことを確認した。米国株調査アナリストだったカリー氏(37)は、19年から同行にフルタイムで勤務していたと説明した。
サントス氏(34)は22年の中間選挙戦中、ゴールドマン・サックス・グループやシティグループで働いていたと語っていたが、両行での職歴を含め経歴の大部分を捏造(ねつぞう)したとの疑惑が持たれている。
同氏はインタビューで、大手銀行での勤務歴を含め経歴の一部を偽ったことを認めているが、連邦選挙管理委に24年に再選を目指す意向を表明する文書を先月提出した。
ニューヨーク州ナッソー郡共和党委員会のカイロ委員長は、同委として24年にサントス氏を支持しない方針を示している。
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