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概要:[2日 ロイター] - 米テスラが2日発表した第1・四半期の電気自動車(EV)の世界販売台数は前年同期比36%増の42万2875台で、過去最高を記録した。競争激化や景気先行きに対する懸念が圧迫し、販売
[2日 ロイター] - 米テスラが2日発表した第1・四半期の電気自動車(EV)の世界販売台数は前年同期比36%増の42万2875台で、過去最高を記録した。競争激化や景気先行きに対する懸念が圧迫し、販売台数は市場予想(リフィニティブデータ)の43万0008台を下回った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とCNBCによると、ファクトセットが3月31日時点でまとめた市場予想平均値は約43万2000台。ブルームバーグが調査したアナリスト予想は42万1164台だった。
販売台数の伸びは、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が今年に入り示した52%を下回った。また、前四半期比の伸びは4%にとどまった。
ディープウォーター・アセット・マネジメントのマネージング・パートナー、ジーン・マンスター氏は「値下げをしていなければ厳しい結果になっていただろう。経済が厳しい状況になっていることを示している」と述べ、販売台数は増えたが、マスク氏が示した水準ほどは加速しなかったと指摘した。
マスク氏は今年1月に2023年の納車台数について、外部要因の影響を受けなければ200万台に達するとの見通しを示していた。前年は130万台だった。
第1・四半期のモデル3/モデルYの納車台数は、前四半期比6%増加した。一方、高価格帯のモデルX/モデルSの納車台数は38%減少した。
生産台数は44万0808台で、納車台数を上回った。
同社は米テキサス州と独ベルリンの新工場で生産を増やしている。新型コロナウイルスの規制の影響を受けた中国の生産は回復している。
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