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概要:今週21、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、利上げを休止するかどうかが一番の焦点だが、もう1つ確実に大きな注目を集める重要な政策決定がある。巨額な規模に膨らんだ米連邦準備制度理事会(FRB)の保有債券に関する方針だ。
今週21、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、利上げを休止するかどうかが一番の焦点だが、もう1つ確実に大きな注目を集める重要な政策決定がある。巨額な規模に膨らんだ米連邦準備制度理事会(FRB)の保有債券に関する方針だ。
既に資金調達を巡る圧力が高まっていたところに銀行セクターの混乱が発生。この混乱は今後さらに深まるばかりのように見受けられる。そうした環境下において、FOMCが8兆6000億ドル(約1127兆円)規模のバランスシートについてどのような方針を示すのか、金融市場では注目が集まっている。
金融当局はバランスシートの規模を新型コロナウイルス禍前の水準に戻すべく、3月まで縮小を続けてきた。だがここにきて、銀行システム支援を目的とした緊急融資プログラムによりバランスシートは再び膨らみ始めている。19日にはFRBなど主要中銀が、ドルの流動性供給拡充に向け協調行動を取ると発表した。
FRBなど日米欧中銀、ドル供給強化で協調-4月末までオペ拡充 (4)
金融安定を巡る懸念から、政策当局は量的引き締め(QT)と呼ばれる債券ポートフォリオの縮小を減速させるとの見方が一部にある。その一方で、FOMCとしては利上げを休止したとしても、インフレ抑制という最重要目標を達成する上で、今週の会合で保有債券縮小の取り組みへの変更を示唆する可能性は低いとの声もある。ただそれでも例外となるケースが一つあるという。銀行セクターのストレスが深刻度を一段と増すような場合だ。
ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者スバドラ・ラジャッパ氏は、FRBによる米銀行支援の動きが「FRBのバランスシートを拡大させるのは明白だ」と指摘。FRBが提供する流動性ファシリティーの利用が「小規模で広がらなければ、QTは恐らく継続される。だが流動性ファシリティーの利用が大規模な場合、準備金不足を巡る懸念が高まり始めることから、QTは停止される可能性が高い」と分析した。
FRBのバランスシート
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