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概要:[東京 20日 ロイター] - 日銀が9―10日に開いた金融政策決定会合では、政策委員から「市場の機能度を予断なく見極めていく必要があるが、現在は大規模緩和を粘り強く続けていくべき局面だ」との意見が出
[東京 20日 ロイター] - 日銀が9―10日に開いた金融政策決定会合では、政策委員から「市場の機能度を予断なく見極めていく必要があるが、現在は大規模緩和を粘り強く続けていくべき局面だ」との意見が出ていたことが明らかになった。
この決定会合は、定例会合としては黒田東彦総裁の任期満了前最後の会合。昨年12月の長期金利の変動幅拡大後もイールドカーブの歪みは解消せず、市場では、長期金利の変動幅の再拡大やイールドカーブ・コントロール(YCC)の撤廃などの思惑が出ていたが、日銀は全員一致で金融政策の現状維持を決定。10年金利の許容変動幅もプラスマイナス0.5%で据え置いた。
決定会合では「消費者物価上昇率が実際に低下し、それを受けて市場の金利見通しが落ち着いてくれば、イールドカーブの歪みも是正されていく」との見方が出ていた。共通担保オペや国債補完供給の運用面の工夫などで、イールドカーブは「ひと頃に比べれば総じてスムーズになっている」との意見も聞かれた。
一方で、12月以降の一連の対策で一定の効果が出てきたものの「市場機能の根本的な改善には至っていない」として、今後の市場や経済・物価・賃金の動向を見ていく中で「必要な場合には、社債市場やスワップ市場を含めた市場機能の改善を図り、金融緩和の効果が実体経済に持続的・効果的に伝わるようにすることが必要だ」との意見もあった。
(和田崇彦)
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