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米利下げとＱＴ停止を予想、３月ＦＯＭＣで－ノムラのエコノミスト
概要：米連邦準備制度が21、22日に開く連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で、フェデラルファンド（ＦＦ）金利誘導目標を0.25ポイント引き下げ、量的引き締め（ＱＴ）を停止するとノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミストらが予測した。
米連邦準備制度が21、22日に開く連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で、フェデラルファンド（ＦＦ）金利誘導目標を0.25ポイント引き下げ、量的引き締め（ＱＴ）を停止するとノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミストらが予測した。
ノムラ・セキュリティーズの雨宮愛知氏とジェイコブ・マイヤー氏は13日のリポートで、「迫り来る金融安定リスクに対応し、連邦準備制度が利下げするとわれわれは現時点で予想している。またＱＴの停止に動くと見込んでいる。ＱＴ停止はそうでない場合に比べ準備金の額をより潤沢に保つことに役立つはずだ」と説明した。
連邦準備制度と財務省、連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）は12日、ＳＶＢファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の経営破綻を受け、銀行システムの信頼を支えるため、保険対象外も含むＳＶＢへの預金の全額保護や、貸し付け条件が緩やかな「バンク・ターム・ファンディング・プログラム（ＢＴＦＰ）」の導入など対応策を発表した。
雨宮氏とマイヤー氏は「市場の反応から判断する限り、これらの政策対応が不十分だと金融市場は評価しているようだ。これを書いている時点で米金融セクターの株価は下げ続けている」と指摘した。
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