简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:欧州中央銀行(ECB)が16日に政策を決定する時、今後について一段と激しい対立が予想されることが注意を引きそうだ。
欧州中央銀行(ECB)が16日に政策を決定する時、今後について一段と激しい対立が予想されることが注意を引きそうだ。
決定は「会合ごとに」行うと当局者が繰り返す一方で、投資家は向こう数週間、あるいは数カ月の金利見通しを示されることに慣れてしまった。
しかし、どの程度のガイダンスが適切か、どのインフレ指標が重要かなど当局者らが争っている間に、明確なメッセージを送ることはますます難しくなっている。
米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻は不確実性をさらに高め、投資家はピーク金利予想を引き下げた。
これまでのところ当局者は、欧州への波及リスクがあるとは考えていない。フランスのルメール財務相は13日、米国の状況は「特異」なものだとし、SVBとテクノロジーセクターの結び付きを指摘。欧州にはそのような深い関係はないと説明。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のドナフー議長もブルームバーグテレビジョンのインタビューで、SVBの経営破綻に対するユーロ圏のエクスポージャーは非常に限定的だと述べた。
ルメール財務相、SVB破綻は「特異な問題」-波及リスク見られず
ユーロ圏、SVBへのエクスポージャー限定的-ユーログループ議長
それでも、短期金融市場が織り込むECB中銀預金金利のピークはほぼ1カ月ぶりに3.75%を割り込んだ。今週の政策決定について、市場が織り込む0.5ポイント利上げの確率は50%となった。
ECB、今週の0.5ポイント利上げ確率50%-SVB破綻で見通し後退
ブルームバーグ・エコノミクスは、SVB破綻によってECBが今週、次の大幅利上げにコミットする確率は低下したとの見方を示した。
欧州チーフエコノミストのジェイミー・ラッシュ氏は、SVB破綻が「今週の会合にあまりにも近い時期に起こったので、5月の0.5ポイント利上げを約束する意欲は弱まるだろう。ECBは具体的なシグナルを送るのを避けるとみている」と解説した。
SVB破綻前から既に、政策委員会内でのタカ派とハト派の対立は公になっていた。4回連続の大幅利上げを主張したオーストリア中銀のホルツマン総裁の発言にイタリア中銀のビスコ総裁が苦言を呈するというエピソードもあった。
こうしたやりとりは、ECB当局者らが金融政策の行方について「結束した絵面」を示せるのかという疑問を生じさせると、バントレオンのエコノミスト、イェルク・アンゲレ氏が述べた。
「タカ派がコアインフレ率を理由に挙げて新たな利上げを繰り返し呼び掛ける一方で、ハト派は慎重なアプローチを求める声を強めている」と指摘した。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。