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概要:[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、上院銀行委員会で行った証言で、最近発表された堅調な経済指標を受け、金利を従来の想定以上に引き上げる必要がある公算が大
[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、上院銀行委員会で行った証言で、最近発表された堅調な経済指標を受け、金利を従来の想定以上に引き上げる必要がある公算が大きく、入手される情報「全体」がインフレ抑制に向け一段の厳しい措置が必要であることを示唆すれば、より大幅な措置を講じる用意があると表明した。
パウエル議長は半期に一度の議会証言で、「最新の経済データは予想以上に強く、最終的な金利水準が従来の予想よりも高くなる可能性が高いことを示唆している」と述べた。
指標が示す予想外の強さの一部は暖冬や他の季節的要因の影響による可能性があるとしつつも、インフレ抑制に向け一段の取り組みが必要であることを示している可能性があるとFRBは認識しているとし、利上げ幅をこれまで見込まれていた0.25%から拡大する可能性を示唆。「データ全体が引き締めペースの加速を正当化すれば、利上げペースを加速させる用意がある」と述べた。
インフレについては、昨年のピークから「鈍化している」としながらも、「2%に回帰させるプロセスには時間がかかり、スムーズな道のりとはならないだろう」とした。
さらに、失業率は1969年以来の低水準である3.4%にとどまり、賃金上昇圧力は強く、FRBの政策効果の大半が依然経済に波及していない可能性を指摘。物価安定の回復に向け、物価上昇が続くサービス部門の「インフレ鈍化を確認する必要があり、労働市場の状況が一部軟化する可能性が非常に高い」と述べた。
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