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概要:[7日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のタカ派的な議会証言を受け、ドル指数が3カ月ぶり高値を付けた。 パウエル議長は上院銀行委員会で行っ
[7日 ロイター] -
<為替> ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のタカ派的な議会証言を受け、ドル指数が3カ月ぶり高値を付けた。
パウエル議長は上院銀行委員会で行った半期に一度の議会証言で「最新の経済データは予想以上に強く、最終的な金利水準が従来の予想よりも高くなる可能性が高いことを示唆している」とし、「データ全体が引き締めペースの加速を正当化すれば、利上げペースを加速させる用意がある」と表明。利上げ幅をこれまで見込まれていた0.25%ポイントから拡大する可能性を示唆した。
インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(ノースカロライナ州シャーロット)の最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は「パウエル議長は最終的な金利水準は高くなると明確に語った」とし、「こうしたことは予想されてはいたが、完全に織り込まれていなかった」と述べた。
フェデラルファンド(FF)金利先物は、FRBが21─22日の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利上げを行う確率が約60%であることを示す水準にある。パウエル議長の証言前は約22%だった。
市場は、今月の会合で発表されるFOMCメンバーのドット・プロット(政策金利予測)に注目。フォレックスライブ(トロント)のチーフ為替アナリスト、アダム・バトン氏は、FRBのターミナルレート(政策金利の最終到達点)の手がかりを得ようとドットプロットが注目されていると述べた。
<債券> 米金融・債券市場では、2年債利回りが10年債利回りを上回る「逆イールド」が加速し、マイナス幅は40年超ぶりの水準に拡大した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で、FRBが一段と積極的に利上げを進める可能性を示唆したことに反応した。
パウエル議長は7日、上院銀行委員会で行った証言で、最近発表された堅調な経済指標を受け、金利を従来の想定以上に引き上げる必要がある公算が大きく、入手される情報「全体」がインフレ抑制に向け一段の厳しい措置が必要であることを示唆すれば、より大幅な措置を講じる用意があると表明した。
インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者、クリス・ザッカレリ氏は「金利が一段と上昇し、より長期間その水準にとどまるという観測は株や債券にとり逆風になる」とし、「多くの市場参加者がその可能性を想定していたものの、指標からそれを予測するのと、パウエル議長から実際に聞くのは異なるだろう」と述べた。
短期ゾーンの利回りが上昇する一方、長期ゾーンの利回りは低下。終盤は指標10年債利回りは1.5ベーシスポイント(bp)低下の3.968%となった。
2・10年債の利回り格差はマイナス105.3bpと、逆イールドは1981年8月以来の水準に深まった。逆イールドは景気後退のサインとされる。
<株式> 米国株式市場は大幅安で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会で行った証言で、金利を従来の想定以上に引き上げる必要がある公算が大きいとの見方を示した。
主要株価3指数ではダウ工業株30種が1.7%安と最も下げがきつく、S&P総合500種は1.5%安、ナスダック総合も1.3%近く下落した。
議長はインフレ抑制に向けてより強い措置が必要であることがデータで示されれば、利上げのペースを加速する用意があるとも述べた。
これを受けて市場では、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%ポイントの利上げが決定されるとの観測が高まった。CMEグループのフェドウオッチ・ツールによると、短期金利先物市場が織り込む0.50%ポイント利上げの確率は65%を超え、前日の約31%から上昇した。
インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレッリ最高投資責任者は、金利をより高く、長く維持するという考えは「逆風」であり、「パウエル議長から直接聞くのはデータから推測するのとやや異なる」と語った。
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米利上げ加速への警戒感を背景に売られ、下落した。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、上院銀行委員会で議会証言を行い、政策金利の到達点が「従来の想定よりも高くなる」と明言した上で、利上げペースが加速する可能性を示唆した。利上げ加速観測が再燃する中、為替市場ではドル買い・ユーロ売りに弾みがつき、ドル建てで取引される金の割高感が台頭。金利を生まない資産である金の保有に伴う機会費用の損失への懸念も重しとなり、相場は下げ足を速め、取引終盤に一時1810ドル台まで下落した。
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の利上げに積極的な発言を受けた対主要通貨でのドル上昇を背景に、6営業日ぶりに反落した。
パウエルFRB議長はこの日、上院銀行委員会で堅調な労働市場や根強いインフレに懸念を示した上で、政策金利の到達点が「従来の想定よりも高くなる」と明言。さらに「利上げペースを加速する用意がある」と述べ、利上げ幅を再び0.5%へ拡大する可能性を示唆した。これをきっかけにFRBによる利上げ長期化懸念が再燃し、対主要通貨でドルが上昇。ドル建て商品の割高感が意識され、原油売りが加速した。前日まで5日続伸していた反動で、利益確定の売りも出たもよう。
ドル/円 NY終値 137.14/137.17
始値 136.04
高値 137.19
安値 136.05
ユーロ/ドル NY終値 1.0547/1.0550
始値 1.0655
高値 1.0671
安値 1.0547
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 95*18.00 3.8767%
前営業日終値 94*31.00 3.9120%
17時05分 96*05.50 3.9696%
10年債(指標銘柄)
前営業日終値 96*02.00 3.9830%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*19.25 4.3150%
前営業日終値 98*25.75 4.2690%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*08.75 5.0148%
前営業日終値 99*15.88 4.8940%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 32856.46 -574.98 -1.72
前営業日終値 33431.44
ナスダック総合 11530.33 -145.40 -1.25
前営業日終値 11675.74
S&P総合500種 3986.37 -62.05 -1.53
前営業日終値 4048.42
COMEX金 4月限 1820.0 ‐34.6
前営業日終値 1854.6
COMEX銀 5月限 2019.9 ‐93.6
前営業日終値 2113.5
北海ブレント 5月限 83.29 ‐2.89
前営業日終値 86.18
米WTI先物 4月限 77.58 ‐2.88
前営業日終値 80.46
CRB商品指数 269.5776 ‐4.0091
前営業日終値 273.5867
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