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概要:米クリーブランド連銀のメスター総裁は、前回1月31日-2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、昨年12月会合に続いて政策金利を0.5ポイント引き上げる説得力ある論拠はあったと指摘。インフレが高い水準で根強く続いた場合は、政策金利を従来の想定より高く引き上げる用意が必要だとの見解を示した。
米クリーブランド連銀のメスター総裁は、前回1月31日-2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、昨年12月会合に続いて政策金利を0.5ポイント引き上げる説得力ある論拠はあったと指摘。インフレが高い水準で根強く続いた場合は、政策金利を従来の想定より高く引き上げる用意が必要だとの見解を示した。
総裁は16日のイベントで、「現時点において、入手するデータを受けて私の見解は変わっていない。フェデラルファンド(FF)金利を5%超に引き上げ、その水準でしばらく維持する必要がある」と指摘。「2週間前の会合では、金融市場参加者の期待とは関係なく、私としては50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げる説得力ある経済的論拠を見いだしていた。50bpの利上げであれば、FF金利誘導目標レンジの上限は5%となっていた」と語った。
FOMCは前回の会合で0.25ポイントの利上げを決定、FF金利の誘導目標レンジは4.5-4.75%となった。メスター総裁は今年の会合で投票権を持たない。
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メスター総裁講演での発言
Source: Bloomberg
総裁はインフレリスクについて、依然上振れ方向に傾いていると指摘。ロシアとウクライナの戦争で、食品とエネルギーの価格を巡り不確実性が高まっているためだと説明した。中国の経済活動再開も商品の需要を高め得ると述べた。
そうしたインフレの上振れリスクは、政策の「オーバーシュート」を正当化する論拠を支えていると指摘。「過度な引き締めにもコストはあるが、インフレが想定より速く低下し始めた場合でも適切な対応は可能だ」とメスター総裁は語った。
FOMC参加者が12月に示した予測中央値では、政策金利は今年5.1%でピークを迎えるとされており、0.25ポイントの利上げがあと2回あることを示唆している。14日には複数の金融当局者が、インフレ鈍化の継続を確実にするため、政策金利を従来の想定より高い水準に引き上げる必要があるかもしれないとの見解を示していた。
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メスター総裁も16日の講演で同様の考えを示した。「リスクとコストを踏まえると、インフレの上振れリスクが現実化しインフレが想定通りに鈍化しない場合、または製品と労働市場における需給の不均衡が想定以上に長引いた場合、FF金利をより高く引き上げる準備を整える必要がある」と述べた。
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