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概要:価格が上昇し、消費者のインフレに対する危機感が高まる中でも、ポテトチップスなどの「しょっぱい系スナック菓子」の市場は成長し続けています。
ポテトチップスを食べると落ち着く?
gpointstudio/Getty Images
消費者は危機を感じつつも、アメリカのしょっぱい系スナック菓子の市場は成長し続けている。
市場調査会社ミンテル(Mintel)によると、消費者の中にはストレス発散のためにこうしたスナック菓子を食べる人たちもいる。
不安定な時期でも、スナック菓子は手の届く贅沢と見なされている。
アメリカ人はポテトチップスに癒しを求めている。
市場調査会社ミンテルの最新レポートによると、価格が上昇し、消費者のインフレに対する危機感が高まる中でも、フリトレーのポテトチップスやドリトスといった人気ブランドを含むしょっぱい系スナック菓子の市場は成長し続けている。
ミンテルのアナリストたちは、現在の需要の高さはこうしたスナック菓子が消費者を「落ち着かせた」り、リラックスさせる、ストレス発散に役立つツールと考えられていることが影響していると指摘する。
ミンテルの調査によると、アメリカでは25%以上の人々がここ1年でしょっぱい系スナック菓子の消費量が増えたと答えていて、ミレニアル世代の47%は以前よりもポテトチップス、ポップコーン、プレッツェルを食べるようになったと回答した。
「ストレスや変化の多い状況が続く中、しょっぱい系スナック菓子は消費者を落ち着かせたり、ストレス発散にも役立っています」とミンテルのアナリスト、ケルシー・オルセン(Kelsey Olsen)氏はコメントしている。
「しょっぱい系スナック菓子は欲求を満たし、感情的なニーズに応えるという点で優れていて、“空腹を手っ取り早く満たす手段”を超えてその役割を広げています」
ギャラップ(Gallup)の最近の調査では、消費者の多くが2022年よりも今の方が生活が苦しいと考えているようだが、消費者はスナック菓子を買い続けている。
一般的に、スナック菓子は他の食品のように“必要不可欠な買い物”とは考えられていないが、消費者はスナック菓子を“安価なおやつ”と見なし、こうした商品を進んで購入していると専門家は指摘する。
そして、売れているのはしょっぱい系スナック菓子だけではない。Insiderで少し前に報じたように、ハーシーやモンデリーズといったチョコレート菓子などのメーカーは、ここ数カ月の売り上げの好調ぶりを受け、四半期の業績予想を引き上げた。
Insider Intelligenceシニア・アナリストのザック・スタンバー(Zak Stambor)は、予想された景気後退が迫っているような厳しい時に、人々が何らかの形で自分を労わりたいと考えていることがその一因だと語っている。チョコレートバーを買うのは、その手頃な方法の1つだ。
「オレオ1箱は『贅沢』からは程遠いものの、ショッピングカートに放り込むのに高すぎないちょっとしたおやつで、罪悪感を抱かせることもありません」とスタンバーは話している。これは2008年の世界金融危機でも起きたことだという。
モンデリーズのCEOダーク・バンデプット(Dirk Van de Put)氏も、同社がハリス・ポール(Harris Poll)と共同で実施した調査の結果をレポート『State of Snacking』として1月に公表した後、同様の指摘をしている。この調査はアメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、中国、イギリスを含む12の市場で3530人の成人を対象に行われた。
調査に回答した消費者の80%は、1日の中で「気ままに過ごせる時間」を確保することがこれまで以上に重要だと答えている。要するに、“美味しいおやつ”は士気を保ってくれるのだ。
「わたしたちのレポート『State of Snacking』では、この厳しい時代に世界中の消費者がお気に入りの菓子を手頃で、なくてはならない嗜好品として捉えていることが分かっています」とバンデプット氏はコメントしている。
「おやつを食べることは消費者にとって、1日の中で人とのつながりを持ったり、喜びを感じたりするための手段であり続けているのです」
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