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概要:[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者は14日、インフレ抑制のため段階的な利上げ継続が必要になるとの認識を示し、金利が当初予想よりも高い水準になる可能性に言及した。 ニューヨーク
[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者は14日、インフレ抑制のため段階的な利上げ継続が必要になるとの認識を示し、金利が当初予想よりも高い水準になる可能性に言及した。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「労働市場が強いことから、インフレが予想より長期間高止まりするリスクや、(現時点の見通しより)さらに高い水準への利上げが必要になるリスクが明確にある」と記者団に語った。
現在のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.5─4.75%。昨年12月時点では、5.1%が目安の水準との見方が大勢を占めていた。
2023年末のFF金利の水準を5.00─5.50%と見通した昨年12月の当局者予想について、ウィリアムズ氏は記者団に対し、政策見通しとして「現時点で適切な枠だと思われる」と述べた。
直近の講演では今年のFF金利について、5.00─5.25%という水準は金融政策面で起こり得ることとして「非常に妥当な見方と思われる」と述べていたことから、この日の発言はややタカ派に傾いた。
ダラス地区連銀のローガン総裁は、プレーリー・ビューA&M大学での講演で「経済見通しの変化に対応するため、あるいは金融情勢における望ましくない緩和を相殺するために利上げが必要な場合、これまでの想定よりも長期にわたり利上げを継続する用意を維持しなければならない」と指摘した。
両者の発言は1月の消費者物価指数(CPI)発表後のもの。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁はブルームバーグテレビとのインタビューで、CPIは「ほぼ予想通り」とした上で、インフレがFRBの目標である2%に戻るにはしばらく時間がかかると警戒感を示し「インフレは正常化しつつある一方、緩やかに低下している。ただ、インフレにはわれわれが望んでいるよりも強い慣性と持続性があるとみている」と語った。
フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、CPI発表後も金利は5%を上回る水準に引き上げる必要があるとの認識は変わらないと発言。ただ、5%をどの程度上回るべきかは今後数カ月で入手される経済データ次第とした。また、利上げは停止が近い水準に近づきつつあるとの見方も示した。
その後の展開については、ウィリアムズ総裁はインフレ減速が続いた場合の24年に利下げの可能性を示唆した。
<ブレイナード副議長の次期NEC委員長指名>
バイデン米大統領は14日、FRBのブレイナード副議長を国家経済会議(NEC)の次期委員長に指名した。ブレイナード氏はこれまでの利上げを支持する一方、過度の利上げにも警戒感を示している。
ローガン総裁はこの日の講演で、利上げが不十分な場合のリスクはより大きいとしながら、引き締めの行き過ぎのリスクにも言及した。
一方で「将来の会合で利上げは不要という十分な証拠が得られても、経済見通しや金融状況の変化が必要とするなら柔軟姿勢を維持しさらなる引き締めが必要になる」と述べた。
さらに「私が考える最も重要なリスクは、引き締めが小さすぎれば、経済は過熱したままとなり、インフレを抑制できなくなることだ」と強調した。
この点についてはバーキン総裁もFRBが「やりすぎる」よりも「やらなさすぎる」というリスクがまだあるかとの質問に対し、「現時点で、リスクは経済面よりもインフレ面にあるように感じる」と応じた。
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