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概要:[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリアの4大銀行の好業績と高水準の株価は2023年中に失速するとの見方が出ている。資金調達コストが上昇する一方で、経済の減速により信用の伸びが鈍化し、不良債権
[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリアの4大銀行の好業績と高水準の株価は2023年中に失速するとの見方が出ている。資金調達コストが上昇する一方で、経済の減速により信用の伸びが鈍化し、不良債権が増加するとみられる。
オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)、オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ(ANZ)、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)、ウエストパック銀行の4行は、好景気と金利上昇により利益率が高まっている。
リフィニティブのデータによると、4行のうち時価総額が最大のCBAは上期に純利益が4%増加する見込み。他の3行は10%台半ばからさらに高い伸びが予想されている。
しかし投資家は、コストが増加するほか、失業率の上昇で新規融資が減少し不良債権が増えるとして、銀行の業績は間もなくピークに達するとみている。
今年度は6.2%の伸びが予想されるCBAの純利益は24年度には1.3%へ減速するとみられている。他の3行はさらに縮小し、ANZはマイナスになると予想されている。
景気は23年半ばから減速するとみられ、ANZのエコノミストは景気鈍化、金利上昇、インフレ加速により、23年は信用の伸びが半減するとの見方を示している。
DNRキャピタルのマネジングディレクター、ジェイミー・ニコル氏は「銀行は今が好業績の時期だが、23年の後半になると減速し始め、収益の伸びはマイナスに転じるかもしれない」と述べた。
シュローダー・オーストラリアン・エクイティ・ロングショート・ファンドのポートフォリオマネジャー、ジョセフ・コー氏は、銀行は穏やかな景気後退を乗り切ることができるとの見方を示す。
「不良債権の問題は常に存在するが、基本シナリオだとは考えていない」と語った。
トライベッカ・アルファ・プラス・ファンドのJun Bei Liu氏は「銀行は経済に大きく依存しており、景気はこれからソフトパッチに入る。収益は厳しいだろう」と述べた。
CBAは15日に半期決算を発表する。四半期業績報告をANZは9日、NABは16日、ウェストパックは17日にそれぞれ発表する。
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