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概要:[2日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが2日発表した2022年第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。書き入れ時の年末商戦にプライム会員向けに前倒しセールを実施するなどの販促策が奏功
[2日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが2日発表した2022年第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。書き入れ時の年末商戦にプライム会員向けに前倒しセールを実施するなどの販促策が奏功した。
一方、クラウドコンピューティング部門の売上高は20%増の214億ドルとなり、予想(220億ドル超)に届かなかった。
アマゾンの株価はこの日7%超上昇して引けたが、決算発表を受けて時間外取引で5%下落した。
第4・四半期の純売上高は1492億ドルと、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の1454億2000万ドルを上回った。
ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者(CFO)は、今後数四半期はクラウド事業の成長率が鈍化するとの見通しを示し、個人消費や企業の設備投資動向を注視していると説明した。
今後の業績はこれまで利益の成長を支えてきたクラウドコンピューティング事業に大きく左右される。マイクロソフトの幹部なども景気後退の懸念が強まる中で企業がIT(情報技術)投資を見直す動きが広がっていると指摘している。
アマゾンは第1・四半期について、営業利益が横ばいから40億ドルになると予想している。前年同期は37億ドルだった。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は40億4000万ドル。
高インフレと景気の先行き不透明感を背景に、アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)はあらゆる部門でコストを削減する方針を示している。1月には人事部門などの削減規模が1万8000人を超えると明らかにした。
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