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概要:[2日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合とS&P総合500種が続伸して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予想よりもハト派的だった
[2日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合とS&P総合500種が続伸して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予想よりもハト派的だったことや、大幅なコスト削減が好感されたメタ・プラットフォームズの株価急伸に支援された。
両指数は約5カ月ぶりの高値を付けた。ダウ工業株30種は一部の大型ヘルスケア株の下げが重しとなり下落した。
引け後の決算発表を控える中、アップル、アマゾン・ドット・コム、グーグル親会社アルファベットがいずれも大きく値上がりした。
投資家は1日のFOMC結果とパウエル議長発言を引き続き消化しているところだ。パウエル議長はFOMC後の記者会見で、インフレとの戦いでの進展を認めた。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は「昨日のFRBの発言に対する反応が、投資家のリスクオンムードを促したと思う。投資家にとって一番重要なことはFRBの発言が予想外だったことだろう」と語った。
2022年に大幅下落した米株市場はFRBの利上げペース減速への期待から、主にテクノロジー株の反発に支援されて23年に好調なスタートを切った。
こうした傾向がこの日も続き、S&P主要11セクターでは通信サービスが6.7%高と約3年ぶりの大幅な上昇率を記録した。メタが23.3%急伸し同セクターを押し上げた。メタは1日の決算発表で、23年にコストを一段と抑制する方針を示し、新たに400億ドルの自社株買いも発表した。
アップルは3.7%高、アマゾンとアルファベットは7%超高。
S&P500のチャート上には短期的な強気シグナルとされる、50日移動平均線が200日線を上回る「ゴールデンクロス」が出現した。
昨年に唯一好調なパフォーマンスを示していたエネルギーセクターはこの日2.5%下落。ヘルスケアは0.7%安だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34053.94 -39.02 -0.11 34129.30 34145.14 33814.78
前営業日終値 34092.96
ナスダック総合 12200.82 +384.50 +3.25 12065.15 12269.56 12024.14
前営業日終値 11816.32
S&P総合500種 4179.76 +60.55 +1.47 4158.68 4195.44 4141.88
前営業日終値 4119.21
ダウ輸送株20種 15640.70 +442.79 +2.91
ダウ公共株15種 976.42 +2.54 +0.26
フィラデルフィア半導体 3141.84 +68.37 +2.22
VIX指数 18.73 +0.86 +4.81
S&P一般消費財 1214.42 +36.32 +3.08
S&P素材 535.36 -1.52 -0.28
S&P工業 874.82 +6.72 +0.77
S&P主要消費財 770.11 -6.66 -0.86
S&P金融 609.12 +1.11 +0.18
S&P不動産 262.86 +5.74 +2.23
S&Pエネルギー 660.47 -17.06 -2.52
S&Pヘルスケア 1550.33 -10.61 -0.68
S&P通信サービス 196.92 +12.43 +6.74
S&P情報技術 2495.25 +67.58 +2.78
S&P公益事業 352.35 +0.54 +0.15
NYSE出来高 11.69億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27555 + 165 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27530 + 140 大阪比
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