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概要:[アムステルダム 2日 ロイター] - オランダ最大手の銀行、INGグループが2日発表した2022年第4・四半期決算は、貸倒引当金が減少し、純利益は予想以上に増加した。 純利益は10億9000万ユー
[アムステルダム 2日 ロイター] - オランダ最大手の銀行、INGグループが2日発表した2022年第4・四半期決算は、貸倒引当金が減少し、純利益は予想以上に増加した。
純利益は10億9000万ユーロ(12億ドル)。リフィニティブがまとめたアナリストの予想は10億3000万ユーロ。前年同期は9億4500万ユーロだった。
貸倒引当金は2億6900万ユーロで、前年同期の3億4600万ユーロから22%減少した。
コアの融資の伸びは31億ユーロで、前年同期の134億ユーロを大幅に下回った。
INGは住宅価格が2022年のピークから10%下落すると予想。与信の大部分を占める住宅ローンの需要が減退していると指摘した。
利ざやは1.36%。前年同期は1.37%だった。
スティーブン・ファンレイスウェイク最高経営責任者(CEO)は、今年は金利上昇が利益率に寄与する見込みだが、物価や景気の不透明感から顧客の借り入れ意欲も銀行の貸出意欲も強くないと指摘。「現状では既存顧客に注力し、過度なリスクは取らない」述べた。
アナリストは、利益は予想を上回ったものの、23年の収益伸び率予想(10%)や収益に対する費用比率が60%から55%に改善するとの見通しは期待外れだったと指摘した。
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