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概要:[東京 30日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループは30日、2022年4―12月期の連結純利益は、前年同期比22.6%増の7660億円だったと発表した。同期としては過去最高となる。通期予想
[東京 30日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループは30日、2022年4―12月期の連結純利益は、前年同期比22.6%増の7660億円だったと発表した。同期としては過去最高となる。通期予想7700億円に対して99%の進捗率となったが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や欧米のリセッション懸念など世界経済が不透明なことから、予想は据え置いた。
IBESがまとめたアナリスト13人による通期連結純利益の予想平均値は7905億円で、会社予想はこれを下回った。
相場操縦事件の影響を受けて赤字となったSMBC日興証券や資産運用ビジネスは苦戦したものの、国内ホールセールの非金利収入や海外貸出の好調でカバーした。海外の貸出金残高は34.5兆円で前年同期の28.0兆円から6.5兆円増加した。
通期の与信関係費用は2100億円で据え置いた。4―12月期で1111億円にとどまっている。
ロシアでの航空機リースは、22年3月期に470億円の機体減損を実施したが、今後、状況変化が生じた際には、最大4億6000万ドルの追加減損も検討している。
22年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大したが、1―3月期の影響については「足元の業務環境に変化があることは認識しているが、取引等の詳細は現時点で回答できかねる」(広報)としている。
また、政策金利ゼロ%、5年0.5%、10年1.0%を前提に、業務純益ベースで300億円、純利益で200億円の増益を見込んでいる、との試算を改めて示した。
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