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概要:[ニューヨーク 19日 ロイター] - 信用格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスとフィッチは、米政府の債務が法定上限に達した問題について、財務省が発動した資金繰り措置が尽きる前に議会が新
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 信用格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスとフィッチは、米政府の債務が法定上限に達した問題について、財務省が発動した資金繰り措置が尽きる前に議会が新たな上限で合意する可能性が高いとの見解を示した。ただ、政治の膠着が長引けば最終的に米国の格付けに響くことになると警告した。
下院で多数派となった共和党と、バイデン大統領の民主党との交渉が膠着状態にある中、連邦債務は31兆4000億ドルの上限に到達した。これを受け、イエレン財務長官はマッカーシー下院議長など議会指導部宛ての書簡で、特別な資金管理措置を発動したと述べた。6月5日までは債務不履行(デフォルト)を回避できるとみられる。
議会では近年、債務上限を巡る交渉が何度も難航しており、大半の場合は市場に波及する前に合意がまとまっている。ただ、2011年は膠着状態の長期化を受けてS&Pが米国債を初めて格下げし、市場の混乱を招いた。
ムーディーズとフィッチによる米国の格付けは最高位のトリプルAで、S&Pグローバルはこれより一段階低いAAプラスを付与している。
ムーディーズはリポートで「政治環境が極めて緊迫しているため、合意形成はかなり遅れるか段階的にしか行われず、金融市場のボラティリティーを高める可能性がある」と指摘。それでも、返済遅延が生じる前に合意にこぎつけると予想している。
また、万が一議会が上限引き上げで合意に達しない場合でも、米政府は債務返済を他の支払いよりも優先し、期限通りに全額を返済し続けるとの見通しを示した。
フィッチのシニアディレクター、リチャード・フランシス氏もロイターに対し、資金繰り措置が尽きる「Xデー」の前に合意が得られるとの予想を示した。ただ、妥結しない「テールリスク」もあるとし、「米政府が返済を優先させる能力あるいは意思があるかは不明」と指摘した。
返済義務が一部でも果たせない場合は、トリプルAの格付けと整合的ではなくなるとした。
ムーディーズは、米国が国債の利払いを実施できない可能性は低いが、そうなった場合はデフォルトと見なすと説明。米国の債務返済能力を踏まえ、格下げしてもトリプルAに近い水準にとどまるとみられるが、政府と関係のある企業や金融機関の格付けにも影響する可能性が高いとした。
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