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概要:ニューヨーク外為市場では不安定な展開となる中、ドルが主要通貨に対し上昇。米連邦準備理事会(FRB)当局者のタカ派発言を受け、リスク心理が悪化する中、安全資産としてのドルへの投資妙味が強まった。
[ニューヨーク 18日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では不安定な展開となる中、ドルが主要通貨に対し上昇。米連邦準備理事会(FRB)当局者のタカ派発言を受け、リスク心理が悪化する中、安全資産としてのドルへの投資妙味が強まった。
ニューヨーク外為市場では不安定な展開となる中、ドルが主要通貨に対し上昇。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)
ただ、アナリストの間ではドルはすでにピークに達しているという見方は根強い。コンベラのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米インフレおよびFRBの政策を巡る見通しはともに弱含んでおり、ドルの低迷は続くだろう」とし、「市場が今年後半の米利下げリスクを織り込んでいる限り、ドルの下落基調が続く公算が大きい」と述べた。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、FRBがインフレ抑制に向け、政策金利を5.00─5.25%のレンジを「やや」上回る水準に引き上げる必要があると述べた。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は、利上げ打ち止め前に政策金利を「可能な限り迅速に」5%を上回る水準に引き上げるべきと述べた。
朝方発表された一連の米指標が低調な内容となり、利上げサイクル停止が迫っているという見方から、ドルは一時全面安となった。
米商務省が18日発表した昨年12月の米小売売上高(季節調整済み)は前月比1.1%減り、2カ月連続で減った。ロイターがまとめた市場予想の0.8%を超える落ち込みとなった。
また、12月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%下落と市場予想(0.1%下落)以上の落ち込みとなった。エネルギーと食品の価格が下落した。
12月の鉱工業生産指数も製造業生産指数が1.3%低下し、ロイターがまとめたエコノミスト予想(0.3%低下)を超える大幅な低下となった。
日銀は17―18日に開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したことを受け、金融市場は円安・株高・債券高(金利低下)方向に動いた。 ドル/円は最大2.7%上昇し、131.58円を付けた。その後は上げ幅を縮小し、終盤は0.6%高の128.825円。
米ドルはリスクに敏感な豪ドルやニュージーランドドル、カナダドルに対し上昇。 豪ドルは一時昨年8月以来の高値を付けた後、0.7%安の0.6936米ドル。NZドルも1カ月ぶり高値を更新した後、横ばいの0.6430米ドル。米ドル/カナダドルは0.8%高の1.3497カナダドル。
ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.0790ドル。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、インフレとの戦いは終わっておらず、今後数カ月で大幅利上げを行うとのガイダンスに変更はないと述べた。
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