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概要:日銀が16日発表した12月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比10.2%上昇した。指数の119.5は、統計開始の1960年1月以降で最高水準。前月比ではプラス0.5%だった。
日銀が16日発表した12月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比10.2%上昇した 。写真は2017年2月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 16日 ロイター] - 日銀が16日発表した12月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比10.2%上昇した。指数の119.5は、統計開始の1960年1月以降で最高水準。前月比ではプラス0.5%だった。
前年比での上昇は22カ月連続。上げ幅は前月の9.7%から拡大し、2022年9月(プラス10.3%)以来の10%台となった。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値プラス9.5%も上回った。
類別では電力・都市ガス・水道が前年比52.3%、鉄鋼が同20.9%、金属製品が同12.8%、飲食料品が7.7%それぞれ上昇した。
同時に発表された輸入物価指数は、円ベースで前年比プラス22.8%で、22カ月連続プラスとなった。伸び率は前月の28.0%から縮小した。
2022年暦年(平均)の企業物価指数は前年比プラス9.7%だった。21年の同プラス4.6%から伸び率を大きく拡大した。
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