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概要:[ニューヨーク 12日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで約9カ月ぶりの安値に沈んだ。米インフレ鈍化を示す経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が今後、利上げに対する
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで約9カ月ぶりの安値に沈んだ。米インフレ鈍化を示す経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が今後、利上げに対する積極姿勢を緩めるとの見方が広がった。
ドル安とともに日本円が急伸し6カ月超ぶりの高値を付けた。日銀が17─18日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検するとの報道を受けた。
米労働省が12日発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比6.5%上昇した。伸びは11月の7.1%から鈍化し、2021年10月以降で最小となった。前月比では0.1%下落と、予想の横ばいに反し下げに転じた。下落は20年5月以来2年半超ぶりで、3カ月連続で市場予想を下回った。
BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「3カ月にわたり比較的軽度なコアインフレが続き、トレンドを形成し始めている。これが2月1日に引き締めペースを一段と鈍化させるようFRBに拍車をかける可能性がある」と述べた。
FRB当局者は12日、物価上昇圧力が緩和され、利上げペースが鈍化する可能性が高まったことに安心感を示した一方、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)はなお5%を上回り、当面は同水準にとどまるとの見解を維持した。
CPIを受け、ドルは対ユーロで一時1%急落。4月21日以来の安値を付けた。
ユーロは欧州中央銀行(ECB)当局者によるタカ派的なメッセージが支援材料となっている。
INGの市場部門グローバル責任者、クリス・ターナー氏は「ECBは追加で1.25%ポイントの利上げを実施し、2024年までは高水準の金利を維持する」と予想。欧米中銀による金融政策の方向性の違いを背景に「年内はユーロ高が見込まれる」とした。
ドルは対ユーロで0.83%安の1.0845ドル。対ポンドでは0.56%安の1.22195ドル。
ドル指数は0.815%安の102.20で6月6日以来の低水準となった。
ドル/円は一時2.7%下げ、6カ月半ぶりの安値を付けた。
TDセキュリティーズのシニア為替ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は「日銀が今後の会合で緩和的な金融政策設定を見直すとの報道を受け、今四半期中にも長短金利操作(イールドカーブコントロール=YCC)に関する新たな修正が行われるとの観測が高まっている」と指摘。ドル/円が「今四半期中にも122円に達する可能性が高い」とした。
終盤のドル/円は2.41%安の129.35円。
豪ドル/米ドルは0.92%高の0.69695米ドル。ニュージーランドドル/米ドルは0.52%高の0.63995米ドル。
中国のオフショア人民元は1ドル=6.7331元と5カ月ぶりの高値。中国経済が回復基調にあるという楽観的な見方が背景。
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン は5日続伸。6%高の1万9005ドルとなった。1月1日に付けた年初来安値1万6496ドルから15.2%上昇している。
イーサは3.06%高の1432.8ドル。
ドル/円 NY午後4時 129.18/129.21
始値 130.88
高値 130.88
安値 128.88
ユーロ/ドル NY午後4時 1.0851/1.0855
始値 1.0759
高値 1.0866
安値 1.0732
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