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概要:2022年、メタからはシェリル・サンドバーグをはじめ複数の幹部人材が去りました。どんな幹部が同社を離れたのかを振り返り、2023年にはさらなる離職者が出るのかを考えます。
2022年は多くの経営陣がメタを去った。2023年もまだまだ波乱が続きそうだ。
Drew Angerer/Getty Images; The Asahi Shimbun/Getty Images
メタ(Meta)は2022年に入って密かに組織再編を始めたことで、複数の幹部や著名なリーダーが同社を去った。
最も注目されたのはもちろん、数カ月前から2022年9月の退任が決まっていたシェリル・サンドバーグだ。マーク・ザッカーバーグは「メタバース」でさらなる没入型のインターネット世界を築くという野望を見せ、その一環として社名をフェイスブック(Facebook)からメタへと変更したが、このときサンドバーグは表舞台に姿を現さなかった。
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サンドバーグの離職に先立ち、メタは経済の変化、金利上昇、そして10年にわたる強気市場の終焉に直面するようになった。ザッカーバーグのリーダーシップを長らく支持してきた投資家たちも、次第にメタバースとそれに関連するプロジェクトに傾倒しすぎること、それにかかるコストに対して大きな不満を抱くようになった。
メタでは経営陣の退陣とともに従業員1万1000人のレイオフが発表されたが、今後数週間のうちにさらに多くの人員削減が行われる可能性がある。
以降では、2022年にメタを去った主な幹部の顔ぶれを紹介する。
シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)
シェリル・サンドバーグ。
Richard Bord/Getty Images for Cannes Lion
サンドバーグはフェイスブックの代名詞的存在であった。彼女は10年以上、COOとしてザッカーバーグとともに同社を率い、トレードマークのパーカーに身を包んだ若くて神経質な創業者のお目付け役として広く認識されていた。だが2022年6月初めに退任を発表し、同年9月に同社を去った。
億万長者であるサンドバーグは、退社後にいくつかの慈善寄付を行っているが、まだ自身の会社や財団を立ち上げたり、参画したりはしていない。
ジョン・カーマック(John Carmack)
ジョン・カーマック。
GABRIELLE LURIE/Getty Images
長年、メタの開発カルチャーに対して率直な意見と批判を繰り返してきたジョン・カーマックだったが、2022年12月にはついにメタに対する不満が爆発した。
Insiderが第一報を報じたとおり、2022年12月に退職を決意したカーマックは、メタの従業員に宛てて辛辣な別れのメモを書き送った。
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カーマックは2013年、オキュラス(Oculus、現在はMeta Quest)を通じてCTOとしてフェイスブックに参画した。その後、メタバースというザッカーバーグの野望の鍵を握るAR/VRにフェイスブックが継続的に取り組むようになると、カーマックは同分野のアドバイザーとなった。
カーマックは辞表の中で、同社はあまりに非効率で、個人的に不快に感じ、単純に同社との「闘いに疲れた」と述べている。カーマックは、自身のAIスタートアップであるキーン・テクノロジーズ(Keen Technologies)の経営を続けている。
アミン・ズーフォーナウン(Amin Zoufonoun)
アミン・ズーフォーナウン。
ズーフォーナウンは2011年にフェイスブックに入社し、インスタグラム(Instagram)、ワッツアップ(WhatsApp)、オキュラスなど、主だった買収案件を指揮した。2022年10月に退職したズーフォーナウンは、現在進行中の組織再編のさなかに同社を去った幹部の一例となった。
「戦略的なテクノロジーのディール業務はかなりハードで、私はもうかれこれ20年近くこの仕事を続けています。だからこそ、次はどんなことに挑戦するかを考える前に、少し休みたいのです」(ズーフォーナウン)
ズーフォーナウンは、まだ新しい仕事や役割を明らかにしていない。
ヴィヴェック・シャルマ(Vivek Sharma)
シャルマはメタに6年間在籍し、同社のゲーム事業を率いてきた。その後、同社が2022年にメタバース推進の一環として構築したVRプラットフォーム、ホライゾン(Horizon)の副社長に就任した。
ホライゾンはメタバースに関する宣伝やブランディングを司っているものの、メタの全体的な開発や、メタバースに登場するユーザーアバターなどのユースケースが遅々として進まず、まだ広く採用されていない。
シャルマは2022年9月にメタを退職。翌月にはストライプ(Stripe)に入社し、収益と財務管理を率いている。
マリア・アンジェリドゥー=スミス(Maria Angelidou-Smith)
アンジェリドゥー=スミスは2014年に入社し、フェイスブックアプリのマネタイズ責任者を5年間務めた。その後プロダクト担当副社長となり、同アプリの人気機能である「コミュニティ」の責任者となった。
メタは2022年晩夏から密かに組織再編とレイオフを計画するようになったが、フェイスブックアプリも無縁ではいられなかった。アンジェリドゥー=スミスは2022年9月にメタを去り、同年11月には人事ソフトウェア会社ペルソニオ(Personio)のCTOのポジションに就いている。
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