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概要:午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比87円26銭高の2万5804円12銭と反発した。前日の米国市場で主要3指数が上昇したことや円安を受けて、東京市場でも値がさ株を中心に買いが入った。日経平均は一時、200円超高まで上昇したが、買い一巡後は前引けにかけて伸び悩む展開となった。 前日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)やハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が反発したことから、東京市場でも半導体関連銘柄が買われた。このところ続いていた円高が一服し、対ドルで円安が進んでいることから、輸出関連銘柄の一角は底堅く推移...
午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比87円26銭高の2万5804円12銭と反発した。写真は東証、2020年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 5日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比87円26銭高の2万5804円12銭と反発した。前日の米国市場で主要3指数が上昇したことや円安を受けて、東京市場でも値がさ株を中心に買いが入った。日経平均は一時、200円超高まで上昇したが、買い一巡後は前引けにかけて伸び悩む展開となった。 前日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)やハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が反発したことから、東京市場でも半導体関連銘柄が買われた。このところ続いていた円高が一服し、対ドルで円安が進んでいることから、輸出関連銘柄の一角は底堅く推移。一方、前日買われていた銀行や保険株は軟調だった。
市場では、「昨日と比べ為替が円安ということもあり、輸出関連銘柄が物色されている印象。一方、年初ということもあり、投資家の様子見姿勢は強く、方向感が出にくい」(T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。また、時間外取引の米ナスダックの先物が下げており、外部環境によっては後場にかけて上げ幅はさらに縮小する可能性があるという。
TOPIXは0.05%安の1867.21ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆3839億3400万円だった。東証33業種では、値上がりはガラス・土石製品、電気機器やサービス業など10業種、値下がりは保険や陸運、空運など23業種だった。 個別では、指数寄与度の大きいソフトバンクグループが堅調だったほか、ファーストリテイリングが小じっかり。半導体関連では東京エレクトロンが3.8%高、アドバンテストが2.4%高と買われた。一方、第一生命ホールディングス、JR東海はさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが602銘柄(32%)、値下がりは1143銘柄(62%)、変わらずは93銘柄(5%)だった。
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