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概要:[ロンドン/アクラ 4日 ロイター] - アフリカ西部ガーナは、20カ国・地域(G20)の「共通枠組み」を通じた債務免除を申請する見通しだ。ただ手続きに入る前に、債権者側から協議を迅速に進めるという確
[ロンドン/アクラ 4日 ロイター] - アフリカ西部ガーナは、20カ国・地域(G20)の「共通枠組み」を通じた債務免除を申請する見通しだ。ただ手続きに入る前に、債権者側から協議を迅速に進めるという確約を得ようとしている。複数の関係者が明らかにした。
経済危機に見舞われたガーナは昨年12月半ば、国際通貨基金(IMF)から30億ドルの融資を受けることに事務レベルで合意した。IMFの最終承認を得るには債務を再編する必要がある。
しかし共通枠組みによる債務免除を申請した他の国々の協議が大幅に遅れていることから、ガーナは申請を躊躇(ちゅうちょ)していると関係者は明かした。
関係者によると、ガーナは12月、パリクラブ(主要債権国会議)に接触し、共通枠組みの手続きを迅速に進めるとの確約を求めた。確約が得られれば、ガーナは速やかに申請を行う見通しだという。
ガーナは12月に国内の債務交換に着手した後、対外債務284億ドルのほぼ全額についてデフォルト(債務不履行)の方針を示した。
共通枠組みは新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を被った国々の債務再編を迅速化する仕組みとして導入されたが、協議の進展が遅いとして批判を浴びている。
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