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概要:東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円62銭高の2万6405円87銭と反発して取引を終えた。前週末の米株市場が反発した流れで買いが先行し一時200円高となったが、その後は伸び悩んだ。年末を控えて商いは薄く、プライム市場の売買代金は今年最低となった。
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円62銭高の2万6405円87銭と反発して取引を終えた。前週末の米株市場が反発した流れで買いが先行し一時200円高となったが、その後は伸び悩んだ。年末を控えて商いは薄く、プライム市場の売買代金は今年最低となった。
12月26日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円62銭高の2万6405円87銭と反発して取引を終えた。
日経平均は前営業日比64円高と買い先行でスタートし、一時2万6438円65銭に上値を伸ばした。前週は日銀会合を挟んで終値ベースで約1000円下落しており、見直し買いが優勢となった。
前週末の米市場に追随し、値がさの半導体関連が指数を支援した。原油高を受け資源関連も堅調。為替の円高が一服する中、自動車など輸出関連株もしっかりだった。一方、前週末に買われた銀行や保険は軟調だった。
売買一巡後は、材料に乏しい上、商いも薄く伸び悩んだ。午後には日銀の黒田東彦総裁による講演の内容が伝わったが、これまでの説明の範囲内と受け止められ、相場の反応は限られた。
年末を控えて市場では「年内は目立つイベントがない。12月決算銘柄の配当取りの動きも想定され、底堅いのではないか」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.24%高の1902.52ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.24%高の978.92ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は1兆7793億2300万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や非鉄金属、鉄鋼など24業種で、値下がりは電気・ガス業や保険業、銀行業など9業種だった。
東京エレクトロンやファーストリテイリングが堅調だったほか、リクルートHLDGもしっかり。三菱UFJ FGや第一生命HLDGが軟調。東京電力HLDGは売られた。
スタンダード市場に上場したアルファパーチェスの初値は公開価格を1.2%下回る869円で、730円で取引を終えた。同じくダイワ通信の初値は公開価格を4.7%下回る1620円、その後1495円で取引を終えた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1056銘柄(57%)、値下がりは691銘柄(37%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。
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